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2015/01/12 08:32
棋王戦の挑戦者は羽生善治名人
第40期棋王戦の挑戦者決定2番勝負が12/22に行われていた。
ここでは、その棋譜を掲載したいと思う。
第40期棋王戦挑戦者決定2番勝負第1局
2014年12月22日
東京・千駄ヶ谷「将棋会館」
▲名人 羽生善治 △九段 深浦康市
持ち時間各4時間(右側に書いてある数字は1分単位の消費時間)
▲7六歩 △8四歩
▲2六歩 1 △3二金
▲7八金 1 △8五歩
▲7七角 1 △3四歩
▲8八銀 1 △7七角成
▲同 銀 △4二銀
▲3八銀 1 △7二銀
▲9六歩 2 △9四歩
▲4六歩 2 △6四歩
▲4七銀 1 △6三銀
▲6八玉 1 △5四銀
▲5六銀 1 △4四歩
▲5八金 1 △5二金
▲3六歩 1 △4一玉
▲7九玉 2 △3一玉 2
▲1六歩 2 △1四歩
▲3七桂 1 △3三銀 1
▲4八飛 4 △4三金右 1
▲8八玉 2 △2二玉
▲6六歩 11 △4二金引
▲6八金右 2 △2四銀 31
▲2五歩 8 △3三銀
▲5八金 △1二香 28
▲2八飛 6 △1一玉 2
▲4五歩 6 △同 歩 1
▲3五歩 △9五歩 32
▲同 歩 5 △9七歩
▲1五歩 18 △同 歩 2
▲9七香 2 △3五歩 4
▲4五桂 15 △同 銀 30
▲同 銀 △9六歩
▲同 香 △8四桂
▲1三歩 18 △同 香
▲1四歩 1 △同 香
▲1三歩 △9六桂 16
▲9八玉 1 △3七角 27
▲2九飛 △1三桂
▲2四歩 8 △同 歩 1
▲3四銀打 5 △5五角成 1
▲4三歩 35 △同金直 1
▲同銀成 △同 金
▲5六銀 △5四馬 5
▲2三角 △2二玉
▲1四角成 △2三銀
▲4七馬 1 △2五桂
▲4六香 5 △4四歩
▲1五香 △1四歩
▲4五歩 △8六歩 1
▲同 歩 5 △8五歩
▲8七金打 8 △8六歩 9
▲同 銀 △8五歩
▲7七銀 △8三香 5
▲9六金 1 △8六歩
▲8三歩 1 △同 飛
▲7九桂 △3七桂成 8
▲同 馬 1 △1五歩
▲4四歩 2 △同 銀 1
▲同 香 1 △8四香
▲8八歩 1 △4四金
▲1五馬 5 △1四歩 4
▲1六馬 △4三歩 6
▲7五桂 3 △8二飛
▲7一銀 △7二飛 2
▲8三桂成 △7一飛
▲8四成桂 △8二香 4
▲8五成桂 4 △8五香
▲4八香 1 △3四金 5
▲5五香 2 △3六馬
▲4三香成 1 △2五歩 1
▲2四歩 2 △同 銀
▲4七金 △1八馬
▲4九飛 △8四桂 1
▲4六金 1 △4七歩 5
▲8五金 2 △9七歩
▲同 桂 △9六歩
▲8六銀 △9七歩成
▲同 銀 △9六歩
▲8六銀 △1五歩 2
▲3八馬 △7四桂
▲8七玉 △5八銀 2
▲3九飛 △8六桂 1
▲同 玉 △9七歩成 3
▲8四金 △8五歩
▲7七玉 △2七銀 3
▲4七馬 △同銀成
▲同 金 △1三玉
▲4六桂 △2八銀成
▲3四桂 △1四玉 2
▲2二桂成 △1六歩
▲1九香 △同成銀
▲3七金 △1五玉 1
▲2七桂
まで185手にて羽生名人の勝ち
消費時間(▲3時間59分 △3時間59分)
上の写真の投了図(自分で書いたもの)から△同馬は▲同金で次に▲3七角△2六歩(△2六角でも同じ)▲1四金△同玉▲2三銀△1三玉▲1二銀成までの詰めろ。角桂香の持ち駒では先手玉は詰まず投了もやむなし。
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△3三同銀のところ△2六歩と金を取るのは▲3五飛△2五合▲2四角成△同玉▲3三飛成△1五玉▲2四銀△1四玉▲1三龍まで。
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図から△2七同馬▲同金△2五歩▲3三角で△同銀とするのは▲3五飛と走り以下△2五香に▲2四銀△同玉▲3三飛成△1五玉▲1三龍△1四合▲2四銀までの詰み。
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投了図から補足をすれば
△2七同馬▲同金で、前述の▲3七角以下の詰みを防ぐには△2五歩とするしかないが、▲3三角と打って玉が逃げるのは▲2四角成△同玉▲2六金で▲3三銀と▲2五銀からの詰みが受からず必至。以下△1四角は▲1五銀△3四玉▲4四金で詰み。また△4二角とするのも▲2五銀△1三玉▲1二金までの詰み。
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棋王戦の挑戦者決定トーナメントは本戦の準決勝以降は2敗失格システムになっている。つまり本戦の準決勝で負けても敗者復活戦に回れる。
敗者復活戦で勝てば、本戦の決勝で負けた相手と対戦。
本戦の優勝者と敗者復活戦の勝者が最終的に挑戦権をかけて争う。
敗者復活戦の勝者は挑戦者決定戦で2連勝が必要。
本戦の優勝者は1回勝てば挑戦権が得られる。
説明はざっとこんなところだね。