競輪
3221件のひとこと日記があります。
2015/05/18 14:55
競馬番組入門（１）
２６−２７年度の総決算、オークス・ダービーを前に競馬番組をふりかえってみたい。
自分自身の勉強と復習をかねて、グレード制元年に立ち戻って、番組の変遷をたどってみたい。何事も「基本に立ち返る」ことが大切。
折に触れて、戻ることで新たなアイデアや自分の理解不足を修正できたりする。
昭和５９年、干支が子年ということから、ここが「競馬元年」と位置付けられた。このように日本の競馬は西洋のスポーツと東洋の暦という文化が融合して、世界に類を見ない「ゲーム」としての芝居が繰り広げられている。そこには、「競走馬」は存在しない。私とて、誘導馬と現役馬が一緒にパドックを回ったとしても、判別は不可能である。
昭和５８年、Ｇ�気任癸複陦遶気任發覆せ梓�馬が登場した。翌年から、史上初の日本独自のローカルグレード制が発足する。あなたが、競馬の主催者だとしたら、どのようなオペレートを構築するだろうか？
翌年、古馬となる新４歳（当時は５歳）世代は、２歳デビューであろうが３歳デビューであろうがＧ制度とは無縁の戦歴である。つまり「繰り返しが不可能」となる。「ゲーム」において、「繰り返しが不可能」とはルールがその都度変わるということである。不便極まりない。
よって、ミスターシービーが３歳時にＧ�気任皺燭任發覆ぅ献礇僖鵐�ップも勝ち、有馬記念も勝ち、翌春初のＧ�気箸覆辰申佞療傾直泙暴仭�したとする。
次年度以降にその戦歴を使うことは、当然不可能である。だが、競馬は戦争でもない限り中止は許されない。
結果的にミスターシービーは菊花賞以降すべてのレースから排除。翌年、注目の春の天皇賞を勝ったのは同厩舎（松山一家）の老先輩モンテファストであった。当時のファンから見れば、この馬はまさに「誘導馬」もどきであったろう。しかし、賢兄愚弟の汚名を返上して枠連万馬券決着でモンテファストは歴史に名を刻んだ。
シービーもこのまま引退でもよかったかもしれない。しかし、シンザン以来の４冠馬という前例を踏襲するという命題が与えられていたから、シンザン同様、秋の天皇賞は勝たねばならない。かくしてシービーは春・夏番組を全休。復帰は秋初戦の毎日王冠Ｇ�兇任△辰拭�勝ったのは、当時は春番組のＧ�喫�塚記念を勝っていたカツラギエース。シービーは２着。
これにより、新生シービーは、「グレード制下の古馬戦歴でグレードレースでのみ賞金加算」という戦歴に書き換えられて覚醒した。
しかも秋の天皇賞は２０００ｍに「新生」していたから、これも必要な改革だったかもしれない。
だが、シービーにはＧ�汽献礇僖鵐�ップ制覇という国民の期待を一身に背負いながら、昨日のヌーヴォレコルトのような惨敗が待っていた。勝ったのは、ミナレットいや、カツラギエース。春のＧ�喫�塚記念１着馬であった。
シービーの影にかくれた旧型クラシックを走っていたエースが、Ｇ�技�代になるや八面六臂の活躍を演じたのだった。
モンテファストはなぜ春の天皇賞馬としてジャパンカップに出走しなかったんだろう？
いづれにしろ、初のＧ�極萋�王冠は、その連対馬２頭が秋のＧ�気鮠，辰拭５�都大賞典は何をしていたのかな？
まあ、当時は関西馬なんて全く存在感がなかったなぁ〜（笑）
なお、カツラギエースは関西馬だった。そして、これが後の関西独占の前触れだったのかもしれない。
- グレード
- ミスターシービー
- モンテファスト
- シンザン
- カツラギエース
- ヌーヴォレコルト
- ミナレット
