ホームズと私

映画の少年は１０歳という設定だが、私がホームズと出会ったのは小学校３年、９歳だった。
当時はウルトラマンの怪獣図鑑やタイガーマスクのコミックなどを読んでいた。あと、プロレス技図鑑なんかを暗記するまで読んだ。
ちょうど、４月の八幡様のお祭りだったので、小遣いを手に本屋に行った。そこで、目に留まったのが「夜行怪獣」。てっきり、怪物ものだと思って買ったのが、偶然の出会い。
実はこれ、「バスカビル家の犬」の少年向けだった。出だしの「伝説部分」が迫力ありました。
結局、これではまってしまい、後は母に頼んで残りの全巻＝４０巻を取り寄せてもらいました。ちょうど、６月くらいになって肺炎となり１月以上学校を休んだので、自宅で寝ている間にほとんど読んでしまいました。

後に原作の文庫を読んだら、ずいぶんと少年むけに脚色されていましたがね。原作のホームズは気難しく、あまり明るい性格ではない。
さらにワトソンなんかは、「とんでもない女たらし」で、奥さんを何度も替えているらしい。

実は、この２人が気が合ったのは「裏の顔」があったからじゃないのかな？・・・と最近はおもっている。