競輪
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2016/04/07 18:08
桜花賞３２年史（１）
ダイアナソロンが勝ったＧ制初回＝第４４回ゾロ目開催は馬券参加していませんが、翌年のエルプス＝ロイヤルコスマーのＴＲ１・２着コピーの昭和６０年からは、かかさず参加している桜花賞。ここまでの歴史を番組的見地から振り返ってみたい。
上記の昭和６０年は特徴的な出だしを飾ったクラシック戦線だった。昭和５８・５９年と２年連続三冠馬が出現するという「特異」なオペレートが稼働した。
問題は、翌年の昭和６０年だった。
なぜなら、この年から「Ｇ制度下でデビューした３歳（当時）世代」が初めて争うクラシックが始まるからだ。
よって、昭和６０年のクラシックこそがその後の「正常開催クラシック」の原点的存在となるからだ。
では、その記念すべきスタートはどうだったか？
なんと桜花賞はエルプス＝ロイヤルコスマーというＴＲ（報知４歳牝特）の１・２着がそっくりそのまま１・２着するというビックリするような展開。誰もがまさか！・・・と思った展開だったろう。当時は枠連しかなかったが、それでも４０倍ぐらいついた記憶がある。偶然、２００円ほど買っていたが、馬連・馬単だったら万馬券だったろう。
まあ、これだけなら、なんということもない。
だが、翌週の皐月賞の結果を見て、誰もが目を疑ったはずだ・・・？
皐月賞もまたミホシンザン・スクラムダイナというＴＲ（スプリングＳ）の１・２着がそのまま再現。まあ、こちらは枠連１番人気ぐらいだったと思うが、今にして思えば、完全なオペレート馬券だった。
そして、このＴＲの１・２着がそのまま本場も来るなんてクラシックはその後、ほとんど見たことない。（おそらく実際ないのではないか？）
因みに、肝心のダービーにミホシンザンの姿はなく、スクラムダイナも３着が精いっぱい。オークスも、エルプス１５着・ロイヤルコスマー５着という結果であった。
異様なＴＲ再現オペレートの目的は、桜花賞・皐月賞という前座レースの「完全排除」にあったと今ならば、納得できる。考えてみれば、３年連続の３冠馬なんて出るわけもないのだから・・・。シリウスシンボリ・ノアノハコブネという皐月賞・桜花賞には「出走すらない」２頭が４歳（当時）の頂点に立ったということを銘記しておきたい。
まあ、グレード制ならずとも、ダービーとオークスというレースの本質を、この年の結果が物語っているのではなかろうか。
そもそもＴＲとは何なのか？「収得賞金」をベースとして出走権利が決定するＧ�気砲�いて、重賞勝ち馬はそれだけで、実質的に出走が可能となるわけで、実力馬・素質馬といわれる有力馬が何もＴＲを使う必要はないのだ。特に「ガラスの脚」といわれる貧弱な日本馬の場合はなおさらなのだが、実際には多くの有力馬がＴＲを勝ちあがるのも事実。本当は遠慮してもらって、賞金・実績の不足している馬たちにチャンスを与えてもらいものなのだが・・・。
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