競輪
3221件のひとこと日記があります。
2016/04/13 12:08
「疑問」を持つこと
「番組理論」という先鋭した作戦のテーゼは、何事も「疑問」を持て！・・・ということだろう。「黙して語らず」の主催者が唯一、公衆に無料で公開してくれる競馬番組。これこそが唯一の「ルールブック」である。
そこには「タイム指数」も「馬場状態」も「コース適性」も「血統」という文字は一言もない。いわんや「騎手の巧拙」などは皆無。
さて、昨日の船橋メインは陽春特別＝オープン・別定（ダート１６００ｍ）
出走表をみれば、５７ｋｇと５５ｋｇ。なんだ、南関競馬得意の「Ａ１・Ａ２」ハンデ戦じゃん！・・・とすぐに分かるが、なんで表示は「オープン・別定」なのか？
地方競馬になじみのない人のために説明すると、南関競馬では別にクラス在籍馬が不足しているわけでもないのに、「１段階異なるクラス」たとえば、「Ｂ１二組」と「Ｂ２二組」とが混合で走る「ハンデ」戦がある。そして下のクラスからの馬には２ｋｇの減量が与えられて、５７ｋｇと５５ｋｇで争われる。因みに通常の同一クラス戦では５６ｋｇ（牝馬２ｋｇ減）で行われる。
してみると、この「陽春特別」の「オープン・別定」とは何なのか？
しばし考えてみて、ようやく理由がわかった。８枠１３番のカキツバタロイヤルという懐かしい１０歳古豪が５８ｋｇと１ｋｇの増量を食らっていることを発見。なるほど、この馬は重賞を勝っているし、賞金も上位。中央とちがって「別定規定」の記載がないから調べようがないが、「グレードもしくは賞金」で増量となることは明らか。
さらに言えば、オープンだから、Ａ２以下のＢ級・Ｃ級の馬も出走は可能で、クラスによってそれなりの減量がされるのだ。
まあ、南関得意の２階級混合戦がなんで「別定」でなく「ハンデ」と区分け・表示されるかは、理解できないけどね。いわゆる「本当のハンデ」戦のように５５．５ｋｇとかがあるわけではないのだから。一応、南関競馬でもちゃんと「ハンデキャッパーが決める」ハンデ戦も数少ないがある・・・よね？（笑）
南関の場合、別定規定がわかるのは重賞のみ。例外は大井競馬で、こちらはＨＰに（わかりにくいところにあるが）、開催ごとの番組表が載っている。
ちなみに本日のマリーンカップは・・・
Ｓ�掘κ鳴蝓複猫機Γ複陦遶毅叡綰呂錬械襭臍�、同Ｇ�供Γ複陦遶兇錬横襭臍�、Ｇ�掘Γ複陦遶靴錬隠襭臍�）（基本斤量は３歳５１ｋｇ、古馬５５ｋｇ）
話しを陽春特別に戻すと、異様だったのが６枠。
６枠９番トーセンアドミラル 前走・柏の葉特別（Ａ１以下ハンデ）１着
１０番ガンマーバースト 前走・柏の葉特別（Ａ１以下ハンデ）２着
なんと、同じ船橋の前開催の同距離・同クラスの１・２着が同居。なのに、この「柏の葉特別」はオープンでなく「Ａ１・Ａ２ハンデ戦」だったということ。
つまり見た目は同じ（５７ｋｇと５５ｋｇ）出走馬の形態となるも、主催者の区分的には「全く異質のレース」ということなのだ。
しかも、この同じレースの１・２着を同枠に組むとは！
ということが分かって時点で、この６枠は明らかに「正規１着」とはならないだろうと推理した。あり得るならば、ゾロ目６＝６の一点のみ。
だが、結果は２頭ともまったく見せ場もなく終わった。特に２番人気のトーセンＡは前回鮮やかな逃げ切りも、今回は先行もとれずに終了。
私も、パドックでかなりよく見えていただけに、意外な結果。一応６＝６だけ買っていたのに・・・（汗）
なお、５８ｋｇ増量を食らった８枠カキツバタの同枠馬センティグレードが、多分に買い目ありと見てワイドを購入。こちらが運よく当たったので、馬券的にはまずまずだったという次第。やっぱり「日本の競馬は枠が走る」！
ワイド １４−７ ２３１０円（７番人気ー３番人気）
- テーゼ
- ルールブック
- カキツバタロイヤル
- グレード
- トーセンアドミラル
- ガンマーバースト
- カキツバタ
- センティグレード
