すげえ奴ら

ＣＳで再放送していた関東インカレ５０００ｍを見た。
男子２部は、箱根駅伝にも出ていた、青山学院の一色。女子一部は、日体大の細田。

男子は、アフリカ系の留学生が、カツラギエースばりに飛ばして、１００ｍ近くリードを広げた。トラックを１０周以上するこの距離では、さすがに飛ばし過ぎではないか？・・・と競馬ファン的見地で見ていたが、ラスト２週では、セールティリード。実況も解説者もほぼ、決まりと思ったろう。
だが、ラスト１周から一色かぐんぐん、ストライドを広げる。だが、向こう上面でまだ３０ｍ近い差。いくらなんでも届かないだろう・・・と誰もが思ったろうが、４角すぎて先頭の外人選手の脚が完全に上がってしまう。
最後は、有馬記念のメジロデュレンのような豪快な末脚で、見事に一色が差し切った！

競馬以上の感動的なレース展開！これを真剣勝負でやりぬくとは、すげえ！・・・の一言。

インタビューでは、「一時は、あきらめました・・・」と正直な感想。そうだろうなぁ〜。見ているこちらも、無理だと思いましたよ。

一方、女子も凄かった。ラストは３人に絞れたマッチレース。だが、１万メートル優勝もしている細田が３角４角中間からスパート。２番手の位置から、見事に差し切り。ラストの末脚の自力が完全にまさっていた。

男子２部の一色は２日前に１万メートルで２位。
「それで、体が動いた」・・・というから、人間の体力はサレブレッド以上ってことだな。

・・・なわけないだろう！（笑）