競輪
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2016/06/03 15:42
基本構造と基本認識
１２００ｍと１６００ｍ、かつてマイル以下はすべて短距離と区分されたが、国際分類（カテゴリー）の影響で、すでに「スプリント路線」と「マイル路線」を分けて考えるのは常識となっている。なんだか「ＳとＭ」の関係（笑）
ＳとＭがどちらがえらい？・・・という問題ではなく、ゲームの要素としての距離分類ってのはあってもいいだろう。もっとも、１２００ｍしか走っていない、ロードカナロアやストレイトガールがあっさりとマイルＧ�気鮠，辰燭蠅垢襪�ら、そうそう単純でもない。
まあ、いつもながら「マイルでも、（距離）がもったのは、騎手の立ち回りと馬場状態」のせいという、お決まりの論法でかたづける競馬マスコミには、つける薬がない。
さて、１年に２回ある、いや２回だけある「ＳとＭ」のＧ�祇錙�Ｓは中京と中山、Ｍは東京と京都。一見、双生児に見えるこの２種類のセットＧ�気隆靄楾渋い�ら、きちんとただしく認識しておこう。
でないと「モーリスは強そうだから、勝つだろう」・・・という「勝負勘」のみに頼った馬券に陥ってしまうからだ。
一応、スプリンターズＳと高松宮記念は、距離も斤量も同じである。ただし、中京はあくまでもローカル＝第３場というのが気になる。愚弟は「中京のＧ�気錬猫気犬磴覆ぁ廚箸泙任盡世辰討辰討い襪�（笑）・・・。
さて、だからマイルチャンピオンと安田記念も、似たような関係だと錯覚している人がほとんど・・・というのが実情で、この国の「悲惨な馬券レベル」を証明しているのだが、安田記念は「夏番組」化されているから、決して「春のマイル王決定戦」ではない。
さらに、根本的な違いは、この安田記念が異なる規定で、争われているということだ。
安田記念 定量 ５８ｋｇ（牝馬２ｋｇ減）
では、高松宮記念も天皇賞・安田記念と同じ「５８ｋｇ定量戦」なのか？と思い、再度、競馬番組表を確認すれば、こちらは「５７ｋｇ」定量戦。つまり、ジャパンカップや有馬記念といった「管掌戦」（ＪＲＡが出走馬を決める）群と同じなのだ。
５７ｇ（牝馬５５ｋｇ）というのは、「国際的な馬齢重量」に等しい。
聴くところによると、凱旋門賞は６３ｋｇ程度らしいし、日本の天皇賞は５８ｋｇである。
安田記念がかつて「春の天皇賞」（オークス前の５月初頭に実施）といわれたのは、この「５８ｋｇ」定量戦であるからだろう。また初代理事長の安田が、民主化後の日本では実質的な「日本競馬の天皇」ということもあるのだろう。だから、この安田記念は「農林水産省賞典」というかつての「帝室御賞典」もどきのサブタイトルを冠している。・・・と個人的には思っている。
もっとも、だからといって、このレースの勝馬が「種牡馬」として価値が上になるとか、競走馬としてのレベルが高いということには、全くつながらないのは、天皇賞（春）と同じなのだが・・・。
ただ、少なくとも、安田記念が「なぜ５８ｋｇ」なのだろうとか、「なぜ夏番組移行」したのだろうかという、競馬マスコミがまったく無頓着な命題を、少しでも考えてみる・・・ということが「競馬＝馬券」の王道を歩むための一歩だと思っている。
「競馬番組を夏・春・秋」に三分割しなさい！・・・と国際セリ名簿委員会に、言われているなどということは、決してないのだから。
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