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2014/06/10 12:38
競馬の科学
科学という類の競馬本で、ちゃんと競馬を説明した本は見たことがない。まさか、英語で検索するというわけにもいかないし・・・。
巨大な組織の競馬会ならば、当然、サラブレッドの研究をしているだろう。獣医・調教師・ハンデキャッパーはその道のプロだ。彼らに対して試験を課する立場の専門家が存在しているし、調査・研究機関や部門がいくつもあるのは周知の事実。
よって、そのての専門家たちが語る内容ならば、傾聴に値するだろう。
だが、GCにそんな番組はないし、本も見たことはない。
なぜ、こんなことを書くかというと、これも巷でいわれる「過酷な芝2400m」とか、中2週での宝塚出走は無謀!・・・とかいう意見を疑問に思うからだ。
不良馬場の安田記念。負担がかかったという。ならば、ダートを走る地方競馬の馬は疲労しないのか?あれは過酷じゃないんですかね?
陸上の選手が一日どれぐらい「過酷な」トレーニングをしているか?そして、疲労回復期間がどれくらいか?
サラブレッドの回復期間はどれぐらいか?・・・疲労度などは血液や筋肉を分析すればすぐわかることだ。
30年近く前、馬券本で読んだが「サラブレッドの血液型」は公表を禁止されている・・・という。つまり、そういうデータは競争能力に直結するという証拠である。もちろん、競馬会はあらゆるデータを完全に把握しているだろう。だからこぞ職員は馬券購入は禁止されている。
まあ、私の感覚からいえば、疲労回復は1週間もあれば十分だろう。一般的には3日もあれば、ほぼ筋肉は回復していると思う。
余談だが、先日テレビでみたドキュメントでは、今の科学で以前のオリンピック選手のサンプルを見たらほとんど「陽性」だったという。つまり禁止薬物は、カール・ルイスだって使っていたんです。競馬とは180度ことなる「真剣勝負の世界」とは、想像を絶する世界ですな。
まあ、ベン・ジョンソンの異様な筋肉は誰がみたって、薬物だとわかるのに、検査で発見されなければOKだった。逆に、カール・ルイス陣営は人をやとってレース後にジョンソンの友人を装ったものがビールに薬物を混ぜた飲ませていたというから驚きだ。しかも何回もやっていた。