ローズＳ・前年回顧（１）

変則二冠を達成し、名馬の仲間入り？・・・と思われたが、大阪杯で期待を裏切る大凡走！ヴィクトリアマイルでは２着と雪辱も、宝塚記念ではまたも１１着というダメ娘ぶりをいかんなく発揮したメイショウマンボ。生来のムラッ気があるようで、してみれば昨年のローズＳでの４着取りこぼしも決して「重馬場」のせいではなかったろう。
その昨年ローズＳの８枠は３頭中２頭がオークスからの直行。１頭はダービー前日のＯＰ・白百合Ｓ勝ちからのこれも秋番組初戦馬であった。
同様に桜花賞・オークスからの直行は４枠（９着・１５着）。２頭は春クラシックでの「優先権」は持っていない馬たちだった。
一方、６枠２頭はともに「夏番組」経験組。５００万条件勝ち上がりと１０００万条件敗退コンビであった。
問題のＢ枠＝７枠は・・・
・１３番　８月の未勝利戦勝ち
・１４番　７月の５００万条件勝ち→１０００万敗退
・１５番　８月の５００万条件を２戦目で勝利
という極めて特徴的な枠であった。この３頭は春クラシックの時点では、その名前を誰もが気にも留めなかった「落ちこぼれ寸前」のサラブレッドたちであった。