「刷り込み」の怖さ

昔、刑事コロンボであった「刷り込み」サイン。無意識のうちに、脳に刷り込むという手法だった。ほかに洗脳（ブレイン・ウオッシュ）というのもがあるが、これは世にはびこる「タイム派」とか「馬場状態派」などを生んでいる。
一方、私のように毎日競馬を見ている人間は、無意識ではないけどレースの結果を多数見ているから、どうしたってハクサンムーンの逃げ切りをイメージしてしまう。
おそろしいことだ。
確かに、そのイメージ通りで人気馬が勝ってしまうケースが何割かの確率であるのだが、それは本当は偶然なのだ。本当に競馬理論の確信を見破って的中しているわけではない。あくまでもお釈迦様（主催者）の掌の上の孫悟空だ。
今回のスプリンターズＳのような結果があっても、翌週にはコロっとそれを忘れてしまうわけで、これでは永遠に回収率が１００％を超えることはない。
結局、番組理論で考えるという冷静な分析なしに馬券勝利の道はない。
展開がはまった、馬場状態が・・・。ホント、頭の中が「平坦直線」だな（笑）