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2011/01/22 04:07
ディープの弱点?
面白い記事を見つけたので
昨年鳴り物入りでデビューしたディープインパクト産駒ですが、
デビュー初年度はその期待に違わぬ成績を残しました。
初年度にデビューを果たした馬は74頭いて、そのうち34頭が勝ち上がり、
勝ち馬頭数、勝利数、獲得賞金で、2歳新種牡馬の記録を達成したのです。
確かにデビュー前に期待されていたほどには勝っていませんが、
初年度産駒の活躍で、今後も種付け頭数は高レベルで安定するでしょう。
特に秋になると勢いづいて、11週連続新馬勝ちを記録するなどの圧倒ぶりでした。
ところが、年末から年始にかけては人気になっているディープ産駒が期待を裏切るようになってきました。
日曜日に行われた京成杯では、1番人気に推されたスマートロビンが、
12着という完敗を喫したのをはじめ、京都平場でのコティリオンが3着になり
ホープフルSでのディープサウンド、シンザン記念でのドナウブルーなども期待を完全に裏切っています。
スマートロビンの敗因はスタートにあると言われていますが、それにしても
12着は明らかに負けすぎで、前走のエリカ賞はスローで最後の瞬発力勝負になったことが勝因だったのかもしれません。
勝ち時計もものすごく平凡でしたからね。
京都平場に出走したコティリオンは確勝を期しての出走だったと思うんですが、
道中で引っ掛かってしまい、絶対に負けてはいけない相手に完敗しました。
ラジオNIKKEI杯は3着に敗れていたものの、非常にインパクトのある走りでしたので、今回の成績にはガッカリです。
ホープフルSのディープサウンドも、その前走で子ども扱いしていたナカヤマナイトにまで負ける始末で、シンザン記念で折り合いを欠いて5着になったドナウブルーにしても、そうですし、
フェアリーSで制御不能になるぐらい掛かってしまったイングリットも・・・
ここに来て、順風満帆に勝ち星を重ねてきたディープ産駒の危険な面が次第に明らかになってきました。
それは途中でレースを投げてしまう面があるということです。
ディープインパクトの父であるサンデーサイレンス産駒の中にも同じような部分があったんですが、
流れが少しでも速くなると完全にムキになって、折り合いが余計に難しくなってしまうのです。
新馬戦はスローに流れることが多く、騎手が制御出来ればリラックスして走っているんですが、
ちょっとでも流れが速くなると騎手は全くコントロールが利かないようになっています。
それだけ闘争心があるとも言えるんですが、今後のクラシック戦線を考えていく上では、要注意事項として頭に留めておくべきでしょう。
ディープ産駒は放っておいても人気になることが多いんですが、
馬券は冷静に考えて買わないと痛い目にあいそうです。