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2014/04/17 19:31
2014 皐月賞展望
ハープスター、レッドリヴェールの強豪牝馬の存在もあり、つい3ヶ月前までは「今年の3歳牡馬は小粒」という風潮だったはずだが、すべてのトライアルが終了しクラシック戦線が直前に迫った今、なんだかんだ言ってそれなりに高いレベルで有力馬が揃った印象の今年の3歳牡馬クラシック戦線。
有力馬は揃ったが直接対決が少なく、まだ力関係がハッキリしないこの感じ、メイショウサムソンが勝った2006年皐月賞前の雰囲気にソックリである。
手前味噌だが、あの時はまだ地味な存在であったメイショウサムソンの強さを見抜いて本命にし、会心の馬連をゲットできた。
こういう上位拮抗の混戦の年は、力関係・適性を一歩見誤ると馬券は丸ハズレとなってしまう。
個人的に皐月賞は比較的得意なG1で、馬券検討の上で大切なのは力関係・中山適性・鞍上・血統。今年もしっかり見抜いて的確な予想をしたい。
今のところ個人的に皐月賞で買いたい馬は、
上位評価、
ロサギガンティア
アジアエクスプレス
ワンアンドオンリー
アドマイヤデウス
以下、
トゥザワールド
アデイインザライフ
イスラボニータ
トーセンスターダム
本命候補は上記のうち上3頭だが、本命にするにはどれも一長一短でもある。
ロサギガンティアの能力はおそらく相当なもの。3勝すべての勝ち方が素晴らしい。その反面、クラシックに縁のない藤沢厩舎にフジキセキ産駒。さらに乗り替わりで柴田善臣ときた。ハッキリ言ってG1で善臣などこれっぽっちも信頼できない。能力を買っているだけに非常に悩ましい一頭。
アジアエクスプレスについては血統派としてはとても買えない。しかし、半信半疑だった前走スプリングSの負け方が実に絶妙で次に期待を抱かせる内容。パドックではいかにも休み明けといった雰囲気で上積みも大きそうだし、あのレースぶりだと距離が延びてもまったく問題なさそうどころか「あと200m延びれば…」と逆に期待を抱かせる。パワータイプの馬でこの先の芝G1では厳しそうだが、完成度と中山適性と叩き2戦目でここは狙える。能力の割にはまた人気にならなさそうなのも魅力。マル外の2歳王者で血統的にダート寄りで距離不安、こういうタイプの馬は来ないことが圧倒的に多いが今回は気になって仕方がない。ただし17番という枠はマイナスか。
ワンアンドオンリーは…なんとも難しい。
橋口厩舎は悲願のダービー狙いだろうが、弥生賞の内容からここでも十分勝負になる。反面、追い込み脚質の横山典の馬が最内枠に入ってしまったのはなんとも不安。ダービーのことを考えず押して中団につけてまで勝ちに行く競馬をしてくれるのだろうか?
最後方から大外ブンマワシで届かず、もしくは内を狙ってドン詰まり…ばかりか、横山典のこと、ポツン最後方から何もせず終わるという最悪パターンも考えなくてはならない。アタマもあるが圏外まである一か八かの馬。能力的には本命級もこれも軸にはしづらい一頭。
人気の盲点はアドマイヤデウス。
アドマイヤドン産駒は実は隠れた芝2000m巧者。この馬は馬格もあるし中山適性も高そう。前走内容がよく、3枠6番、鞍上岩田も頼もしい。本命にするには冒険がすぎるかもしれないが人気ほど差はないはずだし、少なくとも人気よりは上位に来るだろう。
人気のトゥザワールドはどうなんでしょう。
ルーラーシップではないが、こういう血統の馬はなんだかんだ言って(国内)G1を勝てずに終わるような気がしてならない。能力上位の一頭だが人気に応えられるほどの信頼感は感じない。
キングカメハメハは非常にアベレージが高い種牡馬だが、基本的にG1、特にクラシックでは軸にはしづらい種牡馬でもある。
トーセンスターダムも人気の一頭。
武豊・人気馬・追い込み・ディープ産駒、と武豊お得意のダービーを見据えた騎乗で皐月賞で差して届かずの条件が揃いすぎている。中団にもつけられそうだが豊にとってダービーと皐月賞とではG1とG2くらいの差があるのでしょうね、今回もダービーを見据えた騎乗をすることでしょう。
ディープ産駒は荒れた時期の中山では裏切ることも多いが、同産駒でも馬格あるアデイインザライフは中山2000mにこだわって使われており、ちょっと気になる一頭。
イスラボニータは世間で言われてるほどなのか、間隔も開いており、中山適性も未知であるならば今回は様子見。軸にするにはフジキセキ産駒なのも若干不安。同産駒ならロサギガンティアのほうに魅力を感じるし、ポテンシャルも後者のほうが上とみる。