キズナは展開も向いたし斤量も規定で５７に

キズナは展開も向いたし斤量も規定で５７になっているし反応の鋭さはまさにこの馬という感じだった。それだけに不良馬場どうのこうのを考えても着差を考えたら完敗を認めるしかない。ラップでも最後の１ハロンで落ちるのは雨の阪神ではよくあるがここで一気に差をつけられる負け方。キズナが負けるときは反応いいがラストで伸びきれないのが京都記念・天皇賞・凱旋門賞であったケース。使える脚が短い追い込み馬という厄介な馬というのは薄々思ってはいる。骨折して馬が自然にセーブしてるとかじゃなければいいが。キズナは余裕をもったとはいえ長期休養明けの馬は何戦かリハビリが必要なのがレベルが底上げされた現代競馬ではよくあること。ここは追い込み絶対不利の天皇賞で外野を黙らせる走りを期待したい。ラキシスは見事としか言いようがない。去年から牡馬相手に善戦を続けていたし有馬記念も僅差。実力は疑いようがないが、牝馬がこの馬場で走れると思ってなかった。ヌーヴォレコルトと同じく固定概念が予想の邪魔をしてしまった。高速馬場で走りやすいから瞬発力で牝馬が強いという考え方を考え直す時期が来たのかもしれない。上位人気で唯一自在性があるこの馬をペースを読んで差させたルメールの好判断。ただ次どこ走るのかが問題。ヴィクトリアマイルは絶対向かないからいっそ天皇賞に出て欲しい。個人的にはシンガポールエアラインズ希望だがそれだと宝塚記念が厳しいか。スピルバーグは今日は明らかなステップレース。しかし１コーナーから手綱を扱いていた時は大事件になると思っていたが最後伸びてきた。やっぱりこの馬強い。しかしアスコットは余計厳しいのではないかと思ってしまう。馬主の夢なのでなんとか頑張ってほしい。