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2015/06/01 20:31
ダービー回顧2
ダービーのVTRを何度か見直しましたが、長丁場だけに騎手の技術が重要でレースの距離が長くなるほどその差は大きくなると感じました。
レース開始後、1〜2コーナーまでの位置取りがこのレースの勝敗を分けたことは『ダービー回顧1』で書きましたが、ドゥラメンテ以外の馬がどのような位置でレースを運んだとしても、今回のレースに関してはドゥラメンテに勝つことはかなり難しかったのではないかと思います。それぐらい勝ち馬が強かった。
2番人気のリアルスティールはドゥラメンテに勝つためにドゥラメンテの後ろからレースを運ぶプランを立て実行しました。オークスでルージュバックの後ろに位置をとったミッキークイーンと同じですね^^
この判断に対するファンの批判は多いようですが、レースの流れが速めだったので福永のとった位置はセオリー通りで大きな問題は無かったのではないでしょうか。
(ただし、馬の能力をフルに発揮できる騎乗であったかはわかりかねます。)
3番人気のサトノクラウンはスタートでヨレて後方からの競馬になり、5番人気のサトノラーゼンはドゥラメンテのほぼ真横でラチ沿いを確保し理想的な位置がとれた。
ドゥラメンテは1〜2コーナーで少しかかり気味だったが、ミルコが前にいかせながらもしっかりと抑え折り合いをつけ中段前目に位置をとった。これはミルコの腕の成せる業だと思う。素晴らしい。
ドゥラメンテがこの位置をとると他の騎手たちは想定していなかったのでは?
(この時点で勝負があったのかも知れませんね。)
G1に出てくる有力馬はどの馬にもチャンスは有りますが、騎手のチカラ無くしては勝利の栄冠は掴めない。
誰もがブルってしまいそうなG1の大舞台で大胆に勝負できる騎手であるか否か・・・これが重要だと思っています。
『桜花賞回顧』でも書きましたが、G1の大舞台で大胆に勝負できる騎手はそこそこ居ますが中でもミルコ・デムーロ、クリストフ・ルメール、池添謙一、岩田康誠、横山典弘あたりが今年は目立っていますかね? ルメールと池添は勝つまではいかなくとも目立つ気がします。
この中に福永祐一が食い込んでくれたら嬉しいんだけど(笑)
福永はG2までは信頼できるけど、G1の舞台では長期間に亘り壁にぶつかっている感じですね。本人も苦しいでしょう。彼は有力馬に騎乗する機会が多いので、G1もいっぱい勝てそうな気がするんだけどなぁ。
ちょっと気になったので昨年の福永を調べてみた。
2014年度に福永はジャスタウェイ、ジェンティルドンナ、エピファネイアに騎乗したのですが結果は以下の通り。
■ ジャスタウェイ 4回騎乗(1着・8着・2着・4着)
■ ジェンティルドンナ 1回騎乗(6着)
■ エピファネイア 3回騎乗(3着・4着・6着)
合計 8回騎乗(1−1−1−5)
※ この3頭は上記以外のレースに福永以外の騎手でG1を勝利しています^^;
G1を勝つのがいかに難しいかは理解できますが、福永にとってこれは屈辱的なデータだと思う。福永本人も自覚しているでしょうが、これは『たまたま』では済まないでしょうね。
何とか壁を乗り越えて一皮むけて欲しい。
もしそうなれば・・福永がダービージョッキになれる日は近づくはずなんだけど・・。
戸崎も福永とよく似ている気がする(笑)
日本のリーディングジョッキーがG1でナカナカ勝てないなんて淋しすぎるよ。
頑張ってちょーよ♪