競輪
23件のひとこと日記があります。
2015/06/22 01:08
ネアルコ
フェデリコ・テシオは「名馬ネアルコの生産者」。イタリア人。
テシオが計画した通りに物事が運んでいたら、実はネアルコという馬は生まれていなかった。
当時ノガラという名の牝馬は、特にテシオのお気に入りだった。
その小柄でコンパクトな馬体はテシオの理想にピッタリだった。
ノガラの高配相手を決めるに際しては慎重な検討を重ねたという。
結局テシオがこの馬の理想の相手として選んだのはダービー卿の種牡馬フェアウェイだった。
しかし、フェアウェイは満口。テシオはそれを聞いて失望したらしい。
が、本当に直前まで満口に気付かなかったのか？
仕方なくノガラにはフェアウェイの全弟「ファロス」を付けることにする。
ファロスは兄とは対象的に、筋肉質でコンパクトな馬体の持ち主。
また長距離に関しては実績がない。
テシオも、この交配に大きな期待をかけるのをやめた。
ただ、テシオには計画があった。実験である。
テシオはヨーロッパからカナダに渡り、野牛・バイソンの行動を観察した。
ここでテシオが見たものは何か？
これは野生馬にも当てはまると、現地の住民・インディアンが言う。
�‘以�的第六感による、季節ごとの移動。
�▲蝓璽澄疾�、ボス性による群れの統率。
��その群れを維持するための繁殖活動。
テシオは自分の馬を全部、南の地オルジアタに連れていった。
そこで冬を過ごさせることにしたのである。それが��
ネアルコはその群れのリーダーであった。
リーダーとして群れの中で調教され、それは見事に成功し、かの活躍を残している。
それが��
そして��が非常に興味深い。
インディアンの話を細かく書く。
繁殖の際には、本能的に近親交配を避けるという。
メスはニオイなどでオスを本能的に見分けるそうだ。
また、例え近親交配でも障害が生まれにくい、年齢や生理的周期を心得ている。
強いボスを産む本能だろう。その周期は年齢で８年だという。
ここからが本題。
恐らく、テシオは実験のために、ネアルコの配合には��の内容を取り入れているはずだ。
セントサイモンの悲劇と言われた時代にセントサイモンの４×４。
どうやって��を取り入れたか？
２つの答えを予想してみた。
�．離�ラをどうしてもこの年齢で付けたかった。年齢は７歳。８歳ではない。文献のミス？
�▲優▲襯海良磴�ファロスではない。セントサイモンの４×４では大種牡馬にはなれない。
世界中の馬にセントサイモンの血が入っている時代。
真実はどうだろうか？
- タリア
- ファロ
