差し馬末脚判定指数を作ってみました（仮）

差し馬末脚判定指数を作ってみました（仮）！

上りギャップ（上り1位と2位の差）を調べていて思ったのですが、これを末脚の能力比較にできないかと…
勝ち馬のラスト3ハロンのタイムからそれ以外の馬の上りタイム2,3位の平均値を引いた数値です。上りギャップの応用ですね

例えば、上り最速34.0で勝ったとして、上り2位が34.5、3位が34.7なら、ギャップポイントは0.6ということになります。この差が大きければ大きいほど末脚が秀でていることになります。

前から気になっていたのですが、上り速いと言っても他の馬もそれに準ずるタイムで走っていることがあるので、本当の能力がわからないと思っていたのです。

なぜ1位と2位の差にしないかというと、抜けた2頭が差して1，2着というのは結構あります、昨年の皐月なんかそうですね。そうするとギャップポイント0.1になって大したことないことになってしまうのです。傾向として3頭が抜けた数字を叩き出すことはほとんどないので、2，3位平均値がいい偏差になりますね

ただし差し馬にしか適用できません！速い上りで勝った馬の場合にだけ数値化します。基本的に速い上りでなく勝った場合は差し馬ではないという判断ですね

昨年の皐月賞前の出走馬の差し脚指数を出してみました。ちなみに1800以上限定です。1600はあまり皐月とは直結していませんでしたので…

1位マカヒキ　　　　　　弥生賞　　　0.8GP
2位サトノダイヤモンド　500万下　　0.7GP
3位ディーマジェスティ　共同通信　　0.4GP
参考リオンディーズ　朝日杯（1600）　0.8GP

ギャップポイントが高い馬が多い年には差し馬が来る傾向にあります。逆に少ない年には前に行く馬が馬券に絡みます。なので少ない年は先行馬買ったほうがいいです。2015年は

1位ドゥラメンテ　　　　セントポーリア　0.4GP
以下該当馬なし…なので前に行った2頭が馬券になりました

面白かったのが、2004年皐月賞です。
1位ブラックタイド　スプリングS　0.5GP　
唯1頭だったのですが、この馬が来れなかったら、前の3頭で決まりましたね。ところが…同じ2004ダービーの前の指数は

1位ハーツクライ　　　　京都新聞杯　　　0.8GP
2位キングカメハメハ　　毎日杯　　　　　0.5GP
差し馬でないのにこのポイントはキンカメ凄すぎです！
ちなみにNHKのポイントは0.7GPでした。

一応皐月賞前までのギャップポイント1位はあの馬…
ディープインパクト　　若駒S　　　　1.5GP！！！！

今年ですが…
　
1位ファンディーナ　　　つばき賞　　1.2GP
2位カデナ　　　　　　　京都2歳S　　0.7GP　※
3位レイデオロ　　　　　葉牡丹賞　　0.7GP　※
4位スワーヴリチャード　共同通信　　0.4GP
参考ペルシアンナイト　アーリントン　0.8GP

今年は差し脚のある馬が多いので、差し馬が台頭しそうなのではありますが…2位と3位は2歳時の成績ですから…今までもこういうのはあまり来ていません、そしてマイルのみの差し馬成績も全くダメですね…

なので評価するなら前目でなおかつ高いポイント上げているリチャードとファンディーナになりますかね…
ちなみにGP1.0超えはディープ以来になりますね。たとえ条件戦でも、皐月に出てきた馬ではこの数値をたたき出したのはいないですね。レイデオロ、2歳時の能力は高いのは間違いないです。ただ、成長しているかがわからないですから・・・