サトノクラウンの凡走と好走！大阪杯と宝塚

サトノクラウンの凡走と好走！大阪杯と宝塚記念の違いはどこなのでしょうか？

本編ではキタサンBがペース作るから、ステイヤー寄りのレースになるので！サトノクラウン！だけ書きましたが、長くなるので端折った理由があります。それは大阪杯と宝塚記念のレースの違いですね。単純に200メートルの距離だけではないようなのです…

大阪杯と宝塚記念の最初の3ハロンのラップ比較です
2013　大阪杯36.7　2013　宝塚記念34.3
2014　大阪杯36.6　2014　宝塚記念36.4
2016　大阪杯36.6　2016　宝塚記念34.7やや重
2017　大阪杯35.5　2017　宝塚記念35.2やや重　
※2015は大阪杯が極端な不良だったので除きます

距離が短いうえにマイル寄りのスピード馬が出ているはずなのに毎年宝塚記念のほうがテンの3ハロンは速く入っています。4月と6月馬場が違うといっても毎年のことですからね。
トライアルのG2で小頭数だったからと思ったのですが…

どうやら1コーナーまでの距離が関係しているみたいです。2000だと1コーナーまでの距離が短いので最高速で走る時間は短くすぐにコーナーに入るのでさほどペースは上がりません。一方2200だと1コーナーまでに距離があるので先行争いも激化し、レース最速ラップでコーナーに侵入します

「厳しいラップだからステイヤー有利なのか！」

ぶっぶー逆です。ペースが厳しいのは大阪杯ですね。大阪杯はこのあと全くラップが落ちずに11後半から12.0でゴールまで行きます。一方宝塚は600〜1000で必ず極端にラップが落ちます、ハロン1.5くらい急激に落ちますね。毎年です。

2000のスタート地点からだとギアが3速くらいでコーナーに侵入、そこから徐々に上げて行ってバックストレッチで巡行速度のイメージですけど、2200からだとコーナー前ではすでに4速まであがっています。当然騎手はオーバーペースなのでシフトダウンします。しかし機械ではないので、一気に2速くらいまで落ちます。なので600〜1000のラップが極端に落ちるわけです・・・

2017　大阪杯　1000通過　59.6
2017　宝塚記念1000通過　60.6やや重

結果1000ではラップが逆転していますね

ハイ！その区間に何があったかと言えば、ミルコのちょっかいですよねｗあれが意図的なのかはわかりませんが、とにかく大阪杯ではできない芸当です。それをやろうとしたら11.4くらいの脚を使わないといけないですからね。無理です…ラップの落ちる宝塚でしかできないわけです。

お友達の又サブローさんの日記にもコメントしたのですが、ミラクルさんとか、ゴールドシップのような京都3000以上勝てるけど、2000ではダメな重ステイヤーが捲ってこれるのがこのレースです。必ず中間緩みますからね。

自信はなかったのですが、これで確信もてました。来年はこれで行きます！ラップを落とさないタイプの先行馬（アーネストリー、タップなど）がいれば、先行勢を買います。ため逃げしそうな馬が多い時はステイヤー系の差し馬を買う。ですね