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2016/12/30 14:01
『哭きの竜』
今でも麻雀界最強といえばやっぱり『哭きの竜』でしょう(笑)。コミック版も持ってますが、文庫版には著者の能條純一さんと当時の編集者との対談が掲載されているので買いですね(笑)。
主人公の「竜」はもちろんのこと、最も強烈なインパクトを残したのはやはりなんと言っても甲斐組初代組長「甲斐正三」でしょう。この人物がいなかったらここまでの名作にはならなかったと言っても過言ではありません。
でも一番好きなのは甲斐組若頭「外田裕二」(笑)。「竜」の魔性の強運を巡り激しさを増す抗争。それを食い止めるため「竜」の命を奪ってしまった外田裕二だったが、実は「竜」が生きていた事を知り、涙を流し、安堵の表情を浮かべながら絶命するシーンは深く印象に残っています。
帯びに書かれた言葉の通り、この物語は漢たちの運命のやりとりであり、「勝てば生、負ければ死」の世界に生きる漢たちの生き様を描いた壮絶なドラマであります。
(マニアックでスイマセン…)