611件のひとこと日記があります。
2017/11/03 11:52
『靖国の軍馬 ―戦場に散った100万頭』
戦場に送られた馬はのべ100万頭ともいわれ、帰還できたのはわずか1、2頭だったとのことです。タイトルからしてちょっと重く切ない感じもするけど、内容は戦争の悲惨さを伝えるものではなく、いかに軍馬が大切に扱われまた国民からも愛されていたかが書かれています。なかでも天皇家と馬との深いかかわりをつづった話は興味深かったです。
『靖国の軍馬』とタイトルにあるように靖國神社には戦没軍馬慰霊像が建立されていて、他にも軍犬、軍鳩の慰霊像があるそうです。新潟では護国神社に軍馬慰霊像があり、全国各地にこうした慰霊像があるとのことです。私の住む町のお寺さんには軍馬供養搭がありました。(下の写真「日清後日露後陣亡軍馬供養搭」と書かれています)意外と身近なところにあるかもしれないので近くの神社やお寺などを覗いてみるのも良いと思います。
日本の競馬はもともと優秀な軍馬の選定や育成を目的として行われてきたので、日本の競馬の歴史を振り返ると行き着く先が戦争になるのは仕方のないことなんでしょうね。
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はなじろうさん
過酷な労働に耐えてくれた感謝の気持ちをこめて馬頭観音を建てられたんでしょうね。お寺にあった供養搭もおそらく軍馬の仕事に携わった方が同じような気持ちで建てられたんだと思います。改めて昔は馬が身近な存在だったんだなと思いました。
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ますく555さん
うちの町は旧炭鉱町なのですが、そういえば馬頭観音という慰霊碑があったのを思い出しました(サファイアさんも馬頭観音に触れられていますね)。馬はほんとうに命がけで働いて、人間は多大な恩恵を得ています。
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はなじろうさん
サファイアさん、ますく555さんありがとうございます。
昭和天皇はナポレオンに興味をお持ちだったようで愛馬は白馬が多かったそうです。それにしてもフグの供養搭はおもしろいですね。私も軍馬供養搭を見つけてからは色んな碑や搭などを見て回るようにしています。 -
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サファイアさん
その本の帯の昭和天皇のお姿が凛々しいですね。昔、天皇賞に昭和天皇が観戦に来られたときは、子供ながら感激したものです。戦争ものは、大河ドラマでも、馬が死ぬシーンが人間よりもつらかったりします。 よく行くお寺さんの本堂に馬頭観音さんがおいでになります。お墓の方には、漁業組合のフグ供養塔とかあって、チョット面白いデス。
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