610件のひとこと日記があります。
2021/10/16 11:04
『敗れざる者たち』
スポーツノンフィクションというジャンルを確立させたと言われる沢木耕太郎さんの名著の新装版。
六つの短編で構成されていて、その中の一つが昭和47年のダービーに出走するイシノヒカルを厩舎に住み込んで密着取材した『イシノヒカル、おまえは走った!』。
正直この作品だけ読めば他のは読まなくてもいいかなと思ったけど、他の作品も超オモロイ。特に二つあったボクシングの話が圧巻。
一つは燃え尽きることが出来なかったボクサー、カシアス内藤の『クレイになれなかった男』。もう一つはチャンピオンベルトを奪われた相手に無謀ともいえるリベンジマッチに挑む輪島功一の『ドランカー〈酔いどれ〉』。
ボクシングにまるで詳しくない私でも引き込まれるほどのおもしろい作品だった。おかげでイシノヒカルの話、ふき飛んでしまった(笑)。
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はなじろうさん
ますく555さんありがとうございます。
『深夜特急』は沢木さんの代表作のようですね。お名前は何となく知っていたんですが機会があれば読んでみたいですね。
イシノヒカルはその後菊花賞と有馬記念を勝って年度代表馬になっているんですよね。沢木さんの見る目は確かだったって感じですね。 -
ますく555さんがいいね!と言っています。
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ますく555さん
『深夜特急』の沢木耕太郎さんですね(まだ読んだことがなくて、『キャパの十字架』が積読だったりします)。以前、稲垣吾郎さんが司会の深夜の読書番組に沢木さんがゲスト出演されたとき、感性も知性もするどいなという感じがしました(雰囲気は温和なんですが)。
昭和47年のダービー。JRAのサイトで調べてみたら、27頭も走ってるじゃないですか笑 で、武邦彦さんが勝利されている。イシノヒカルは菊花賞から有馬記念を連勝した馬なんですねえ。 -
はなじろうさん
ジャッキー&ロッキーさんありがとうございます。
ボクシングの話が予想外におもしろかったけど、イシノヒカルの話も間違いなくおもしろいですよ(^^) -
ジャッキー&ロッキーさんがいいね!と言っています。