血闘ｺﾗﾑ◆高松宮記念◆

−−昨日土曜日までの芝1200m、1400mのレースでの連対馬の血統を軽く触れてみる。

・父系がﾐｽﾌﾟﾛ系、もしくはSS直仔で、母系にDanzigやStorm CatなどのNorthern Dancerを内包。または父母逆。
・母系が日本で活躍した仔もしくはその系統。
・相変わらずｻｸﾗﾊﾞｸｼﾝｵｰ産駒は強い。
以上を踏まえて…

◆ﾛｰﾄﾞｶﾅﾛｱはｷﾝｶﾒにStorm catだから距離には限界があるが、ﾏｲﾙまでは保つ。
母系はStorm catの奥もﾊﾞﾘﾊﾞﾘのｱﾒﾘｶﾝで、そこにｷﾝｶﾒなのでｽﾋﾟｰﾄﾞ勝負はもとより、今回の様な力の要るｺｰｽが合う。
ただし左回り、長い直線、最内枠、そして何より初のGI舞台と初物づくしなのは当然のハンデ。
しかし前走までの圧勝劇を見せられては期待せざるをえないだろう。
ここは挑戦者らしく正攻法で一気に頂点へ上り詰めてほしい。

◆ｱｸﾞﾈｽｳｲｯｼｭはﾊﾞｸｼﾝｵｰ×ﾀﾞﾝｽｲﾝｻﾞﾀﾞｰｸだから、ﾊﾞｸｼﾝｵｰのﾆｯｸｽ。
母系にはｱｸﾞﾈｽﾚﾃﾞｨｰ（ｵｰｸｽ馬でｱｸﾞﾈｽﾀｷｵﾝの系統）も居り奥もありそう。
前走は準オープンだったが大外回って2馬身半は見事の一言。
左回り、長い直線はﾛｰﾄﾞｶﾅﾛｱより適性がありそうなので、逆転候補はこの馬。

◆ｶﾚﾝﾁｬﾝはｸﾛﾌﾈ×ﾄﾆｰﾋﾞﾝでｽﾌﾟﾘﾝｸﾞｿﾝｸﾞの下。
上には書かなかったが、新中京ｺｰｽは母父ﾄﾆｰﾋﾞﾝ含みの複勝率がなかなか高い事にも注目。
ｸﾛﾌﾈ産駒なので当然だが、香港のレースを観ても今回の様な荒れ馬場は合ってるはずで、ここはﾃﾞｨﾌｪﾝﾃﾞｨﾝｸﾞ･ﾁｬﾝﾋﾟｵﾝの意地を見せたいところ。

◆ﾂﾙﾏﾙﾚｵﾝはﾊｰﾂｸﾗｲ×Kingmambo。
ﾊｰﾂｸﾗｲは母方にｱﾒﾘｶﾝな血を持ってくるとSS×ﾄﾆｰﾋﾞﾝの瞬発力にパワーを増幅させた形になるので、ｳｲﾝﾊﾞﾘｱｼｵﾝやｼﾞｬｽﾀｳｪｲのように時計の掛かる馬場でも爆発的な末脚を使える。
今回のコラム的にはこの馬が一番このｺｰｽに適性があると思われるので、ここは穴に一考。

◆ｻﾝｶﾙﾛはｼﾝﾎﾞﾘｸﾘｽｴｽ×Craftyprosecutorでﾍﾞｽﾄは1400mだし、好走しているのも小脚が使えるｺｰｽだが、ﾊﾞﾝｸを上手く使って末脚に勢いが付けば好勝負。

★大穴候補はﾍﾞｲﾘﾝｸﾞﾎﾞｰｲ。複勝で遊ぶ。何度も助けられてるので。