339件のひとこと日記があります。
2012/04/04 12:38
禅には三つの大切な事がある。良い行いをした時の快さは、心の奥に染み込みます。
禅には3つの大切な事があると言われます。
何と言っても、まず坐禅です。
坐る事によって自分を見つめ、自分の内なる仏性に気付く。
自分の中の本当の自分に出会う事がまず大切です。
そして2つ目は托鉢(たくはつ)
外に出る事で多くの人と出会い、多くの事を教えられます。
ある宗教では『神に会いたければ外に出なさい』と説いています。
『自分以外は皆師匠』と言う吉川英治さんの言葉もあります。
喜劇王のチャップリンさんも『街角が私の学校だった』
と言う言葉の通り、人との出会いがどれだけ大切か教えてくれています。
そして3つ目は、作務(さむ)です。
それぞれの土地(庭)の雑草をとる。
畑を耕す。
それで自然によって生かされている自分に気付くのです。
こうして坐禅によって本当の自分に出会い…、
托鉢によって人々と出会い…、
作務によって自然と出会う事で、人は少しずつ成長して行くのです。
静かに自分を見つめ、自分が受けてきた恩恵に気付く事で…、
人様への恩恵の気持ちが生まれてくるのだと思うのです。
善い行いをした時の快さは、じんわりと心の奥に染み込んできます。
自分では意識しなくても、その人の生き方や、人格を確実に向上させていきます。
最後に今ある自分は、何らかの形で誰かしらにお世話になって現在があります。
それがわかる人は、人様の為に少しだけお返ししましょう。
合掌。