339件のひとこと日記があります。
2012/05/30 08:47
四諦の法門。嫌いな事や、苦しい事に、直面したら、逃げないで原因を探す事です。
嫌な事、苦しい事に、直面した時、皆さんは、どうされるでしょうか。
まず考える事は、どうしたらその苦から、
逃れる事が、出来るかと言う事でしょう。
とっさに、誰もがそう考えてしまいます。
ところが、お釈迦様は、苦にぶつかったら、
苦を真正面から、見据えよと、教えるのです。
苦から逃れようと、右往左往するのではなく、自分を押し潰そうとする苦を…、
それがどういう苦であるか、真っ直ぐに見据えるのです。
どんな苦にも、必ず原因があります。
それを見つける事が肝心なのです。
それが見つかれば、どんな苦であろうと…、
解決の道がある事が、見えてくると、お釈迦様は教えられています。
繰り返しになりますが、まず苦の実体を直視する事。
苦諦(くたい)と言います。
なぜこのような苦しみが起こったのかと、その原因を見極める事。
集諦(しったい)と言います。
そうすると仏性を、持ちながら諸行無常(全ての物は変わる)
諸法無我(人はみな誰かのお世話になっている)の真理に反して…、
自分中心の我執にとらわれている自分…、
煩悩(欲望)に翻弄されている、自分の姿が必ず見えてくるのです。
それが見えたら、もう大丈夫です。
やがて安穏の境地が生まれてきます『滅諦』。
そして、そこに至る為に正しい行動をとる『道諦』。
これをもって四諦(したい)の法門と呼びます。
お釈迦様はこうして苦に、対称しなさいと教えられています。
人間は苦が本当に多く、少しでもその苦が軽くなればmr.miracleも幸せに思います。
難しい内容になりまして申し訳ありません。
合掌。