339件のひとこと日記があります。
2012/07/04 10:01
お釈迦様は人様の幸せを願って苦行をした。
お釈迦様は、人々が苦から解き放たれる、
道を求めて出家をされ、様々な修行を続けられました。
坐禅を組んで呼吸を止める。
一日に米一粒、木の実一粒しか口にしない、と言う断食の行で、
あばら骨がそっくり浮き出るような、痩せ細った体になられました。
そのお釈迦様の体に、苔が生えてくると言うほど、
すさまじい苦行を、六年間に渡って続けられました。
お釈迦様の苦行は、そうした命を削るような
苦行をなさっても、悟りが開けなかったのです。
そこで、お釈迦様は『苦行は悟りへの道ではない』
と感じて、苦行を止め、近くの河で身を浄めました。
村娘が捧げるおかゆを、美味しく召し上がられました。
そして、大きな菩提樹の下で瞑想に入られ、
そして、ついに悟りを開かれたのでした。
その時、お釈迦様が悟られたのが、
時間的には全ての命が、過去から耐える事なく、繋がって…、
空間的には、ありとあらゆる存在が、全て関係し合っていると言う…
この世界の姿だったのでは、なかったかと思うのです。
人も物も環境も全ては縁(条件)によって生滅変化している・・・。
お釈迦様の教えは、そこから出発しています。
今日はお釈迦様が、人様を救う為に、
どんなに苦しい修行なさったかを、簡単に書かせて頂きました。
お釈迦様は、元々は前にも述べましたが、何不自由しない太子です。
自分の幸せより人様の幸せを願った訳です。
自分の幸せの為に、我が子も殺す時代です。
人の傷み考えずに無差別に殺害、本当に油断出来ない時代です。
きっとお釈迦様は、嘆き悲しんでると思います。
難しい話になりすみません。
合掌。