339件のひとこと日記があります。
2013/06/21 13:01
敬老の日だけ優しい声をかけるのは普段老人を敬遠している裏返しではないかと考える…
歳を取れば、失禁(おもらし)も当然あるでしょう。
そうした時、あら!!いやだお婆ちゃん…。
何やってるのと、つい叱りつける、口調になりがちだが…、
これが、お婆ちゃんをボケの谷底に、突き落とすのだと松川院長さんは断言しておられます。
私はこれを読んで愕然とした。
認知症になった、私の父がある時、冷蔵庫の前で失禁したのだ。
白い冷蔵庫を、陶器の便器と、勘違いしたのかもしれない。
その父に私は思わず…、
『ダメじゃないか!!』と声を荒げてしまったのです。
老人は、元々不安感を抱いていて、そう言う言葉に、人の何倍も強いショックを受けるそうです。
それを読んで、どうしてあの時…、
『大丈夫だよ。皆もおもらしするんだから』と言ってやれなかったのかと…、
私は慚愧(ざんき)の思いに駆られたものでした。
歌手・氷川きよしの追っかけをする母親を見て『いい歳をして、みっともない』
などと息子は、ボヤクがボケない為に、良い事だと喜ぶべきだと思います。
敬老の日だけ、優しい声をかけるのは、普段老人を敬遠している…、
裏返しではないか、などと考えるのは、私のひがみかも知れません。
人生は、無常にして迅速に、移ろいゆく事を、皆が静かに思い巡らす日…、
そうした日にしてこそ『敬老の日』の意識が深まり…、
老人哲学は、実りあるものになっていくのではないでしょうか。
少し付け加えておきますが、認知症と言っても、発症原因で見ると、百種類以上もあると言う。
いわゆる、総称だから仕方がないかも知れないが、認知症とは、誠に意味不明な呼称だ。
正確に、物事の認知ができなくなるのだから、認知不能症と言うべきだと思います。
それよりも不思議なのが覚醒剤だ。
覚醒とは『迷いから目が覚める事』なのに…、
ヒロポンのような、習慣性のある、よくないものを覚醒剤と呼ぶ。
その命名する人の、粗雑さには、がっかりする。
これは竹村先生のお言葉です。
少し堅くなってきましたが『高齢化社会』若い人に老人を労る気持ちを…、
敬老の日だけじゃなく、日頃から気が付けば、優しい言葉を、老人にかけてやって下さいね。
合掌。( ̄人 ̄)