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2013/06/25 06:44
礼儀作法は、何となく堅苦しいと思われがちです。お茶の出し方や、ふすまの開け方や…
あなたも、私も、大切な人。
礼儀作法と言うと、なんとなく堅苦しいと思われがちです。
それは、作法が封建社会・・・。
目上の人の言う事は、絶対と言う社会で生まれたものだからです。
厳しい上下関係の中で、年長者の気分を損ねないように…、
お茶の出し方や、ふすまの開け方、言葉の使い方までもが、考えられた訳ですね。
私(近藤珠實NHKラジオ)も、戦前生まれですから、そう育てられたし…、
礼儀作法は、うるさくて、いやなもんだなぁ〜と、思っていました。
今は、民主主義の時代。
礼儀作法を知らなくたって『私、こう言う主義だもの』と言えば、それで通る世の中です。
自由なふるまいが、許されると言う事は、言葉使いや態度が…、
その人の、人間性をそのまま、表してしまうと言う事。
時代の変化と共に、礼儀作法が、いらなくなったかと言うとそうじゃないんです。
いつの世も、社会生活を送るうえで、人は他人との関わりを避けては通れません。
人の役に立ったり、助けられたりしながら、
気持ちよい、関わりを持ちたいものですね。
その人間関係の土台に、なっているのが礼儀作法です。
にっこり、笑いかけてくれる人には、好感を持って…、
その先のお付き合いも、したくなりますが、不快感を持つと…、
相手をつい、批判的な目で見てしまいますよね。
それは、人間は利己主義なもので、
自分が、一番大事だから。
誰もが、自分の好きに生きたいし、嫌な思いはしたくないんです。
人を評価する基準も、やはり自分中心。
自分の存在や、立場を認めてくれる人に、好感を持ちます。
それは他人にとっても、同じだと言う事を、忘れてはなりません。
人を大切にする事は、ひいては、自分を大切にする事です。
『あなたを思っていますよ』と、相手を尊重する事が…、
円滑な心のやりとり…、気持ちのよい人間関係を生むカギであり、その心の表現こそが、マナーです。
マナーを通して、安全に楽しい、暮らしを送るヒントとなりましたら幸いです。
そうですね、『あなたを思っていますよ』と言う意思表現が大切なんですね。
難しい事ですが、人間関係には一番大切な事なんですね。
合掌。( ̄人 ̄)