私達が今ここに存在しているのは両親のお陰であります。その両親を生んだ親のお陰…

私達が、今ここに存在しているのは両親のお陰であります。



さらに、その両親を生んだ親のお陰、さらにその親の…。



と、言うようにさかのぼると、約500年十代で2046人、


二十代で実に2097150人と言う数になる。



あの箱根の、大学駅伝を思い出して頂きたい。


一人ひとりの、ランナーが懸命に、たすきをリレーしてくれて、初めてレースが成立する。



それと同じで、私達の先祖の一人ひとりが、一生懸命に走って…、



たすきを、リレーしてくれたお陰で、私達が今生きていられるわけです。



もし、祖先の中の一人でも欠けていたら、今の私は存在しない。



(我々は、奇跡的な存在なんです。)


その事を、腹に叩き込んでおいて頂きたいのです。



若い時は、｢こんな命なんて｣と、投げやりになる事がしばしばあります。



そんな、軽い命ってないのです。



言い難い事だが、決して自裁してはいけない。



それで、自分は一切の苦から逃れられるつもりかもしれないが…、


あなたが、自裁したその瞬間から､残された家族の、悲しみと苦しみが始まります。



その苦しみは、潰える事なく続くのです。


その事を忘れてはいけない。



生老病死は苦であると言う｡



しかし、ここに言う生とは、生まれてくる時の苦しみをさす。



そうして、生まれ得たこの身が、生存の意義や目的を知らずに…、


一生を、空しく過ごしてしまったら、何と勿体ない事か…､


その生存の意義と目的を、見つめる旅が、私達の人生だと言ってもいいでしょう。


以上です｡


合掌。(￣人￣)