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2013/06/26 14:34
全ての生命の源である海は、河川の到達点であり、山野から運ばれてきた養分が集まり…
今回の日記は『法華経』観世音菩薩普門品第二十五の中の名句です。
一切の功徳を具して
慈眼をもって衆生を視る
福聚〈ふくじゅ〉の海無量なり
意味は、全ての生命の源である海は、
河川の到達点であり、
山野から運ばれてきた、養分が集まり蓄えられます。
その豊かな恵みをもって、無数の生物を生み出し、育てています。
それと同じように、観世音菩薩は智慧と慈悲の力によって…、
福〈幸せ〉を無量に集め、さらに大きく育てる事が出来るのです。
昔から経文の真読『福聚海無量』は、掛け軸によく使われる一筋で、今もお寺などで見かける事があります。
この経文を、私達の生活におろして解釈すると『良いことは、身の周りに沢山ありますよ』と、なるでしょう。
観音様のお顔は、いつも、ほほ笑んでいらっしゃいます。
私達も観音様を真似て、〈念じて〉笑顔でいる時、不思議と安らかな、優しい心になれます。
そうした心で、周囲を見渡すと、いつもは当たり前すぎて、見過ごしていた…、
さまざまな『お陰さま』や…、
『生命を頂いている有り難さ』に…、
気づく事が出来るのです。
苦しい状況にあっても、人に笑顔を振り向けると、心に小さな明かりが、ポッと灯ります。
その明かりが、身の周りの福に気づかせてくれます。
福を大きく育てる秘訣は、たった一つ笑顔を絶やさない事です。
少しいや、もの凄く硬いかなぁ。(^_^;)
合掌。( ̄人 ̄)