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2013/06/27 09:22
日本は昔から、箸の持ち方は子供の躾の基本でした。一方そんな事を気にしたら不味い…
〜近藤珠實(たまみ)の素敵にマナーライフ〜
日本では、昔から箸の上げ下ろしは、子供の躾の基本とされてきました。
ところが、一方では箸はこう持つのよ。
などと言うと、そんな事を気にしたら、
食事が、美味しくなくなってしまいます、と返ってくる。
そうは言っても、美味しく食べたいと言う気持ちは、
食事を、ともにする相手だって同じです。
上手に箸を使って、相手に不快な、思いをさせない、
綺麗な、食べ方を心掛ければ、
互いに、美味しく食事を頂く事が、できるのですから。
どんなに、素敵な人でもクチャクチャと、
音を立てて食べられたら、百年の恋も冷めてしまいます。
食べる事は、人間の本能だから、見苦しくなりやすいのです。
でも、食事をともにする事は、コミュニケーションを、深めるのに最適な方法でもあります。
だからこそ、いい関係を築く為に、基本のマナーを、きちんと身に付けて、もらいたいと思うのです。
若者にマナーを教えるテレビ番組で、小学五年生の子が、
焼き魚の、食べ方がある事に、一番驚いたけれど感動していた。
まず、頭の後ろの方から食べる。
身をはがす時に、手が汚れないように、懐紙で頭を押さえるのが、綺麗な食べ方だと思った。
と言ってくれたのです。
タレントさんも、先生割り箸は、勢い余って、器を倒さないように、
横に持って、上下に割るといいんですね!
なんて、言って喜んでいる。
それまでは、平気で箸の先を、相手に向けて置くし、
指の代わりに箸で、人を指すのも気にならない。
つまり、マナーの何を知らないか、と言う事も知らない。
そういう世代なんです。
でも、こうしたやりとりで、本当はみんな正しい事を、知りたいんだなって感じました。
テレビの、若者向けの番組に出て、こんなマナーがあるのか、
と、知ってもらうのも、いい事だなぁと思うようなりましたね。
家族だろうと、他人だろうと、おいしく食べる権利はあります。
この人と、一緒に食べると美味しいな、と相手に思わせるのも『マナー』だと思います。
近藤珠實先生は、テレビ、ラジオで『暮らしの電話相談』などに出演中です。
覚えていて下さいね。
合掌。( ̄人 ̄)