339件のひとこと日記があります。
2013/07/09 01:18
トントントン小さい頃、布団の中で聞いていた、優しい朝の音夢うつつの中響いてくる…
皆さん今晩は〜。m(__)m
毎日、暑い中お仕事お疲れ様です。m(__)m
疲れている時は、無理をしないで、ご自身のお身体を労って下さいね。(^_^;)
〜ふるさとの仏教民話〜
《清水の舞台》
昔、京に都があった頃の話。
都を守る役人に、忠明と言う名の武士がおりました。
その忠明がまだ若者やった頃の話です。
ある日、忠明が清水寺で観音さまにお参りをして、
清水の舞台から、眼下に広がる京の都を眺めておりました。
すると、突然乱暴そうな男たちが大勢で言い掛かりをつけ、
刀を抜いて、襲いかかって来ました。
忠明は、刀の腕に自信はありました。
けれど、《仏さまのある所で刀は抜けない》と思い、
ヒラリ、ヒラリと身をかわしておりました。
ところが、お堂の端まで逃げたところ、そこに又、荒くれ者の仲間たちが待ち構えていました。
多勢に無勢とはまさにこの事。
追い詰められた忠明は、観音さまをひと目見て。
どうぞお助け下さいと小さく呟くやいなや、
お堂の板戸を一枚はずし、さっと清水の舞台から飛び降りました。
『ああっ!!』
度肝を抜かれた乱暴者たちが舞台から下を覗き込みました。
そこには板戸に乗り、風を受けてヒラヒラと、舞い降りていく忠明の姿があったそうです。
それを聞いた都の人々は、さすがは観音さまの神通力。
そのお慈悲を信じれば必ず報いがあるものよと、観音さまと忠明を誉めちぎりました。
今でも、思い切った事をする事を『清水の舞台から飛び降りる』
と言うのは、この言い伝えがいわれになっているのです。
京都府のお話しでした。
〜いのちのぬくもり〜
《おばあちゃんの詩〜》
『トントントン』
小さい頃
布団の中で聞いていた
優しい朝の音
夢うつつの中
響いてくる静かな音は
誰よりも早く起きて
家族の一日を案ずるあなたの心音
温かい匂いに包まれた台所
白いゆげに煙るあなたの後ろ姿
今も耳をすませば聞こえてくる
優しい朝の音
以上です。
合掌。( ̄人 ̄)