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2013/07/11 23:00
結婚すれば当然すぐに子供を授かり母親になれると当たり前のように思っていましたが…
今晩は〜(^O^)v
皆さん、毎日暑い日が続きますが、体調には気をつけて下さいね。(^_^;)
テンブルボン♪さん、うさびっちさん、たか.如水さん(2)、魔神牙さん、圭葉さん、あきこさん(2)、いいね!&コメントありがとうございました。m(__)m
感謝しています。m(__)m
中井一江(42)さんのお話です。
平成六年三月廿三日、私は長男を出産しました。
その時ベッドの上で流した涙は、誕生への感激の涙と言うより、
お腹の中で、十分大きく育ててあげられずに、帝王切開となってしまった自責の念からの涙でした。
今思うとそれは私にとって、母として誕生した最初の母性だったのかもしれません。
結婚すれば、当然すぐに子供を授かり、母親になれると当たり前のように思っていました。
私は、こんなにも長い道のりがかかるとは思っていませんでした。
なかなか子供に恵まれなかった私は、病院の門をくぐり、治療を始めました。
ようやく、妊娠したその命は、数週間と言うはかなさで、この世に誕生する事が出来ませんでした。
その時、この世に生を受け、毎年誕生日が迎えられると言う、
平凡な事の中に、幸せを見つける事が出来たのです。
そして、この世に生まれ出る事の出来なかった子への思い。
そして新しい命の誕生を願い、水子供養の奉献のお役を頂いたのが、仏さまとの初めての出会いでした。
私は我が子によって、仏さまと歩む道を出発出来たのです。
そして今、元気に育っている二人の息子によって、母として誕生する事ができました。
子育ては本当に思うようにならない事ばかりで、すぐに結果として答えが出るものではありません。
毎日の生活が喜怒哀楽の宝庫です。
沢山反省もあり迷いもありますが、子供たちが大きくなり、
いつの日か『このおふくろの息子で良かったな』と思ってくれた時、
心の中に抱いていた、疑問符が終止符に変わるのかなと思っています。
私を母にしてくれた子供たちの誕生日は、心から感謝の気持で祝ってあげたいと思います。
そして、母になった事の感謝の気持に気付くと、私の母の子を思う気持に気付かされます。
昨年大腸がんの手術をした母が、病院のベッドの上で手渡してくれた本、それは以前勉強していた料理の本でした。
『好きな事は諦めずに、向上心を持って、ずっと応援しているよ。』
と言う母の言葉に、その思いの深さを知りました。
母のようにどんな時にも、前向きで苦労を苦とも思わぬような人生を歩めるよう、
仏さまとの縁を大切に、少しでも人さまの為にこの身を使い、感謝と喜びの日々を送りたいと思います。
合掌。( ̄人 ̄)