339件のひとこと日記があります。
2013/09/17 09:28
人を思いやる気持ちが咲かせた、一粒の種。
皆さんおはようございます。
(^O^)v
今日も一日、明るく、楽しく、元気に…、
皆さんにとって素晴らしい一日となりますように…。
合掌。( ̄人 ̄)
今回の台風で被害に遭われた皆さんに、お見舞い申し上げます。
m(__)m
昨日も沢山のいいね&コメント&メッセージ頂きありがとうございました。m(__)m
感謝しています。m(__)m
一人ひとりに、リコメ出来なくて申し訳ありません。m(__)m
でも、感謝しています。m(__)m
ふるさとの仏教民話より
『豆の木太鼓』滋賀県のお話しです。
昔、近江の国に慈悲深い和尚さんがおりました。
和尚さんは、不作に苦しむ村人の為に、よそから見事な大粒のそら豆をもらってきました。
そら豆はどんな天気でも、よう実るから村で作らせようと思っていました。
ところがある日、小僧さんが押し入れの中の、そら豆を見つけ何も知らずに煎って食べてしもうたんじゃ。
さて秋になり、いよいよ和尚さんがそら豆を村人に分けようとすると、肝心の豆がない。
驚いた和尚さんが、小僧さんに聞くと小僧さんは、
『それなら、私が全部食べてしまいました』と、恥ずかしそうに答えたんじゃ。
『村のもんに作らせようと思っていた大切な種やのに、なんちゅう事をしたんや!』
日頃、優しい和尚さんの剣幕に驚いた小僧さんが、
血眼(ちまなこ)になって押し入れを探すと隅に、たった一粒落ちてたんやって。
小僧さんは、その一粒の種を、それはかいがいしく世話をして育てた。
そして《仏さま、私はあさはかでした。どうか来年には、村のみんなが種をまけるように、沢山の豆を実らせて下さい》と毎日、仏さまに祈ったんじゃ。
願いが通じたのか、種から出た芽はぐんぐん育ち、その幹は大人二人で抱えられんほど太くなった。
そして、大粒の素晴らしい実が、一斗(18リットル)もとれた。
『仏さまがお前を許し、村の者を思う真心に報いてくださったんじゃよ』
と、和尚さんもたいそう喜んだ。
村人は仏さまと和尚さんの慈悲深さをたたえ、そら豆の大木で太鼓を作り、一晩中踊り明かしたそうです。
以上でお話しは終わりです。
慈悲深い和尚さんの気持ちと、小僧さんの必死に念じた気持ちが、きっと仏さまに通じたのですね。
村人を思う一念が、大きな実を実らせたのですね。
人を思う気持ちは、いつか自分に返ってくるのです。
そうして、堅い信頼、『絆』ができるのですね。
今日もありがとうございました。
合掌。( ̄人 ̄)