339件のひとこと日記があります。
2013/10/02 20:37
お前にばかり苦労をかけてすまないね。今少し、辛抱しておくれと言う母の言葉です。
皆さん今晩は〜。(^O^)v
今日も一日お疲れさまでした。
ゆっくり休んで下さいね。
前回も沢山のいいね&コメント&メッセージ頂きありがとうございました。
m(__)m
一人ひとりに、リコメ出来なくて申し訳ありません。m(__)m
でも、本当に感謝しています。
m(__)m
今日の日記は、『苦労をかけてすまないね…』藤井宏枝(74)さんの体験談です。
60年も前の事です。
体が弱く、入退院を繰り返していた父の代わりに、
わが家は、母が着物の仕立てをして家計を支え、5人姉弟を育てていました。
中学卒業後、高校に通う予定でしたが、うちは貧乏で、私は奉公に出る事になりました。
東京は、映画がブームで売店に置く豆菓子の注文が凄くて、
忙しい時は、朝の5時から夜中まで働きました。
ご主人は、厳しい人で叱る事もたびたびでした。
十代半ばの少女私は、仕事の辛さに加え、他人の家のご飯を頂く切なさに、
狭い使用人の、部屋でよく涙したものです。
母恋しさが募り、田舎に帰ろうと思った夜もありました。
そのたび思い出すのは、夜遅くまで着物を仕立てる母の背中。
そして毎月、私からの仕送りへの返事に書かれた、
お前にばかり苦労をかけてすまないね。
今少し、辛抱しておくれと言う母の言葉です。
私が音をあげたら、家族は食べられなくなる。
何より、母さんが困る。
でも帰りたい…母さん…。
涙が止まらなく、畳にシミが残りました。
そうして泣きたいだけ泣くと、又、包みを解いて小さな引き出しに戻すのです。
そうした生活のなか、店の奥さまの笑顔が心の憩いでした。
厳しいご主人にも、いつも笑顔で『はい』『すみません』とよく仕えています。
使用人を優しくねぎらう奥さまの生き方は、実は佼成会の教えによるものだとわかり、私も入会しました。
休みの日は、ご本部で開祖さま、脇祖さまのご法話を拝聴します。
《いまの苦労は、将来きっと宝になる》
と、信じられるようになれた頃、思わぬところから結婚のご縁が舞い込みました。
『あんたは苦労のできる人だから、ぜひうちの嫁に来て欲しい』
ご本部に向かう足立教会のバスで、よく隣席していた今の姑に、再三望まれて結婚。
三人の子の母として歩んだ年月は、母の思いに近づく為の修行の日々でした。
どこの母親が、子供に苦労をかけたいなどと望むでしょうか。
子を育てるなかで、母の辛さ、切なさが身にしみました。
若い時分は《なぜ私だけ母の元を離れなくちゃいけないの》と、姉弟をうらやむ事もありました。
けれど、あの苦労が今、子供を育て上げ、夫と穏やかに向き合う幸せの礎になったのです。
そう思うと、無駄な苦労はないという、尊い学びを頂き、両親に感謝したい思いで一杯です。
お父さん、お母さん、私の人生をありがとう。
合掌。( ̄人 ̄)
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小鳥遊拓人さんがいいね!と言っています。
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けんちぃ〜さん
ミラクルさん私の日記に いいね ありがとうございます 何度も跳ね返される高〜い壁でして・
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けんちぃ〜さんがいいね!と言っています。
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セブンスターさん
今日も素晴らしいお話をありがとうございました。
今日も1日頑張ります -
ふぁっとんさんがいいね!と言っています。
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夢のつづき…。さん
1月に、認知症で施設に入っていた母が亡くなりました。
50で結婚したものの、私は離婚の道を選びました。
今は、懺悔の気持ちを抱いて日々を過ごしています。 -
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