339件のひとこと日記があります。
2013/10/24 00:54
『一日暮らし』どれ程の苦しみも、一日だけと思えば耐えやすい。明日の事は明日…
皆さん今晩は〜。(^O^)v
今日も一日、お疲れさまでした。
昨日も沢山のいいね!!&コメント、頂きありがとうございました。m(__)m
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でも、感謝しています。m(__)m
『一日暮らし』
飯山(長野県)の正受庵(しょうじゅあん)に住した道鏡慧端(どうきょうえたん1642〜1721)は、
正受老人と呼ばれて、親しまれてた禅僧であります。
その語録に『一日暮らし』と言う言葉が遺されています。
世の人は、明日はどうしてこうしてと、まだ出会っても無い事を思っては苦にしています。
しかも明日の事に心とらわれて、今日の事が怠りがちになっている。
『大体、明日の事は命の事さえも定かでない。』
『だから、今日一日の勤めを励む事だ。』
『どれ程の苦しみも、一日だけと思えば耐えやすい。』
『楽しい事も又、一日だけと思えば耽(ふけ)る事がない。』
『一日一日と思って生きれば、退屈もないし、百年千年でも努められるでしょう。』
『長い一生と思うから大層になる。』
『今日一日暮らすだけと思って工夫をなせば、心も健やかになります。』
これは又、養生の要でもあると述べられています。
2年前、日本は未曾有(みぞう)の大地震に襲われ、
一瞬のうちに、家も家族も失った方々の惨状に、今も、国中の人が呻(うめ)いています。
仏が説かれたように、この世は実に『火宅』であります。
未来があるはずと思っていた、その未来が消えた。
今後、何を支えに生きたらよいのか、多くの人々が途方に暮れている。
その虚無感を思えば胸塞(ふさ)がって、言葉もありません。
『どうか今日一日だけは、誠を尽くせますように』
と祈る事で、悲しみを越えてきた人を、私は幾人も見てきたように思います。
苦難の中で、もがき回っているうちに、見出だした道であります。
逃げる事のできない、現実の前では、心の真実をさらけ出して祈る他になかったのです。
何卒、一日一日を努められて、ご自愛なさいますよう、心からお祈りしております。
形山睡峰(かたやますいほう)さんが、書かれた手記です。
合掌。( ̄人 ̄)