競輪
339件のひとこと日記があります。
2013/11/07 17:08
消えてしまいたい。��
家族の支えも大きかった。
母のことよさんは毎日、一時間近くかけて病院に通ってくれた。
尾花沢市に嫁いでいた妹のみち子さん(34)や、
兄の義次さん(40)夫婦も病室を訪れては励ましてくれた。
又、退院後も、ことよさんは、ずっと鈴木さんに寄り添った。
(親ってみんなそうですよね。口うるさく言っても子供が苦しんでいる時は、必ず側にいてくれますね。親に合掌。)
体調を気遣いながら買い物に誘うなど、鈴木さんの外出する機会を増やしていった。
ゆっくり…。
あせらず…。
娘の気持ちを尊重しながら…。
こうした母の愛情を受けとめながら、鈴木さんは少しずつ自分の存在の重みをかみしめていった。
そんな鈴木さんのもとに木村支部長(50)が訪れたのは二年前の事だった。
『あなたの一番の願いは何？』
『早く元気になって、母に恩返しをしたい…』
『そうね。それじゃあ、お母さんの為にその願いを叶えてあげましょうね』
木村支部長は、にこやかにそう言うと、鈴木さんを教会に誘った。
初めて教会の門をくぐると、皆が鈴木さんの手をとり、笑顔で迎えてくれた。
『元気になってよかった』
『よく教会に来てくれたね』
サンガの温もりを受けとめながら、鈴木さんはこの時初めて、
母がこの道場で、どれほど自分の事を案じ、
サンガに支えられながら、修業をしてきたのか、分かった気がした。
そして鈴木さんは思った。
『今日からもう一度、生まれ変わりたいと…』
その晩、鈴木さんは、和樹君から思ってもみない事を告げられました。
(続きます)
- サンガ
-
なんでしょうね‥2013/11/07 17:39
-
さすらいタヌキさんがファイト！と言っています。
2013/11/07 17:16
