339件のひとこと日記があります。
2013/11/13 17:52
半七は幸せ一杯でぐっすり眠りました。次の朝目を覚ましてビックリです。どげん事じゃ
皆さん今晩は〜。(^O^)v
今日も一日、お疲れさまでした。
m(__)m
前回も沢山のいいね!!&コメント頂きありがとうございました。m(__)m
感謝しています。m(__)m
一人ひとりに、リコメ出来なくて申し訳ありません。m(__)m
でも、感謝しています。m(__)m
ミラクルは、実は他のサイトで【姓名判断】をしていて、そこが少し忙しく皆さんにご迷惑おかけしています。
m(__)m
申し訳ありません。m(__)m
『じょうるり半七』と言う昔話を聞いて下さいね。
昔々、ある村に半七と言う、じょうるり(物語を語る事)好きの若者がいました。
自分ではそこそこ上手なつもりですが、誰も半七のじょうるりを褒めてくれません。
そんなある日の事。
半七の所へ山奥から、一人のお百姓が訪ねてきました。
『半七さま、わしには、よく働く娘が一人おります。その娘が今度、婿をとる事になりました』
『はあ、それはおめでたい事で』
『その祝いに、是非とも半七さまにじょうるりを語って頂きたいのでございます』
『へっ?わたしの?はいはい!喜んで引き受けましょう』
あくる朝、半七は教えられた山へと出掛けました。
それはそれは立派な屋敷でした。
半七は屋敷の奥に案内されました。
おいしい料理やお酒をどんどんすすめられて、
こんなに丁寧に、もてなしを受けたのは初めてと、すっかり嬉しくなりました。
そして自慢のじょうるりを、いつもより心を込めて語りました。
何度も何度も望まれて、終わった頃には夜も更けていたので、泊まらしてもらいました。
半七は幸せ一杯でぐっすり眠りました。
次の朝、半七は目を覚ましてビックリです。
『どうした事じゃ?』辺りを見回すと、立派な屋敷もボロボロの酷いあばら屋に変わっていました。
半七が頂いた祝儀袋には、木の葉が入っていました。
里に帰り物知りじいさんに話をすると、よくある事だ。
狸の嫁入りに出席したのじゃ。と言われました。
半七は『それにしても、ようまぁ、あんなに聞いてくれたもんじゃ』と、ありがたりました。
半七は騙されながらも、あの晩の事をとても嬉しく思い、
それから芸にも、いっそう励むようになりました。
この事があってから、半七のじょうるりは大変な人気をよんで、
『竹本狸太夫(たぬきだゆう)』と呼ばれるようになりました。
そして遠くの町からも、じょうるりを語ってくれと呼ばれるようになったそうです。
以上です。
騙された事を、騙されたと思わないで、芸のいい勉強になったと思うところに、半七さんの素晴らしい人間性を見ましたね。
どうもありがとうございました。
合掌。( ̄人 ̄)