339件のひとこと日記があります。
2014/01/11 11:53
三つのお願い事。
皆さんこんにちは〜(^O^)v
寒いですが、暖かくしてお過ごし下さいね。
昨日も、いいね!!や書き込み頂きありがとうございました。
m(__)m
感謝しています。m(__)m
『3つのお願い』
フランスの昔話です。
昔々、町のはずれに、主人とおかみさんだけでやっている、小さな料理屋がありました。
この夫婦は、特別に金持ちではありませんが、毎日の食べる物には不自由せず、健康にも恵まれて、幸せに暮らしていました。
ある日の夕方の事、金ぴかの服を着た、伯爵と伯爵夫人が金の馬車に乗って料理屋の前を通りました。
それを見て、おかみさんが言いました。
『あの人達みたいに、私も一度でいいから、素敵な帽子をかぶり、耳飾りをして、馬車に乗ってみたいわ』
すると主人も言いました。
『そうだな、何をするにも、めし使いに手伝ってもらい、威張っていられたら言う事ないさ。』
このおかみさんはスタイルがよく、目のバッチリとした色白の美しい人でした。
二人がこんな事を言ってるうちに、自分達の生活が、急にみすぼらしく見えてきたのです。
貴族を見るたびに、羨ましい気持が起こり、なぜ自分達は苦労ばかりするのと、不満を言い出した。
おかみさんは『こう言う時に仙女が魔法の杖をひとふりすれば、たちまち願いが叶うっていうのはどうだい?』
こう言ったとたんに、家の中にサッと光がさし女の人がスーッと現れた。
『貴方たちの話はみんな聞きました。ならば3つだけ願いを叶えてあげましょう。』
仙女は、それだけ言ってスーッと消えました。
『おいおい、お前聞いたかい?』
『ええ聞きました。』
二人は段々に嬉しくなり、3つのお願いを一生懸命考えました。
夜になりまだ、決まりません。
暖炉の火は、ゴーゴー燃え、怪しい光をなげかけていました。
『ああ、こんな火で肉をあぶり、1メートルものソーセージを食べてみたいものだわ』おかみさんが、そう言い終わると、天井から大きなソーセージが降りてきました。
『このまぬけ』こんな物にお願い事を、1つ使いやがってと怒り、お前の鼻にぶら下げておけと主人が言いました。
するとソーセージはおかみさんの鼻にくっくきました。
おかみさんは、醜い顔になり泣き叫びました。
『お前のお陰て゛二つ無駄にしてしまった。最後は大金持ちになりたいと頼もう』と主人が言いましたが、頼んだのは、ソーセージを顔から取れるようにと頼みました。
それからの二人は、不平など言わずに幸せに暮らしたと言うお話でした。
以上です。
合掌。( ̄人 ̄)