『今日、この命に…。』感謝です。

皆さん今晩は〜
(^O^)v


前回も、いいね！!頂き本当にありがとうございます。m(__)m


今日の日記は、病気と闘っている女性の投稿作品です。


『今日この命に』田沢啓子(52)さん


『肺に癌が転移しています。』


昨年秋、病院で検査結果を告げられた私は、呆然とするだけでした。


『もう大丈夫だと信じていたのに、７年前、乳がんの過酷な手術と投薬治療に耐えた日々は何だったの…』


《死》と言う言葉が何度も頭の中をよぎり、ただ辛く悲しい思いだけが残りました。


しかし、途方に暮れる私を、診察室からずっと付き添ってくれていた夫が支えてくれました。


私を見つめ、こう言ってくれたのです。


『佼成会へは、これまで何の為に通っていたの？』


信仰に反対しているとばかり思っていた夫は、今こそ佼成会で教えられた事を生かすべきだと言うのでした。


普段、口にはしなくても、仏さまの教えを認めてくれていたのです。


《その通りだ。今ある命に感謝する大切さを教えてもらってきたのに…。今日１日、この一瞬をどれだけ大切にできるかが大事なんだよね》


以来、私は先行きの見えない不安に押しつぶされそうになりながらも、家族とサンガに励まされ、治療に専念してきました。


いまだに悲しくなる夜もあります。


今までの人生振り返り、幼いころのお友達や、今まで大事にしてくれた先輩、いろんな人の優しい顔が走馬灯のように流れては、又、顔を出してくれます。


そんな人達にもう会えない、お別れなんだと、思うと涙が止めどなく流れてきます。


しかし、日々を大切に過ごすうちに、私を生み育ててくれた両親は勿論、夫との何気ない会話や、町中の自然の移ろいにも、幸せを感じるようになりました。


それらは、病気にならなければ気づけなかった事ばかりです。


私はこの病気と向き合います。


そして、今日、この日を感謝で生きようと思います。


皆さんに、この手記が読まれている頃は、もうこの世にいないかも知れませんが、皆さんに１日を大切に生きてもらいたい為に書かせて頂きました。


皆さんどうか、お元気で…。


以上ですが、病気になると、本当に今までにないちょっとした事も幸せに感じられるし、知らない部分が沢山わかってきます。


この気持ちは、病気した人ならよくわかると思います｡


皆さん、健康に感謝ですね。


ご両親に感謝しましょうね。


合掌。(￣人￣)