339件のひとこと日記があります。
2014/05/06 10:23
『伝言』どうにも黙っていられない性分で、ついつい口を出す困った人…。
皆さんおはようございます。
(^O^)v
前回も、いいね!!&書き込みを頂きありがとうございました。
m(__)m
たかさん、いつもいいね!!&書き込みを頂き、本当にありがとうございます。
m(__)m
いつも上位で嬉しく思います。
タカさんも、上位で本当に嬉しく思います。
m(__)m
ニーベルンゲンの歌さん、1月から4月迄の最多回数、本当にありがとうございます。
m(__)m
皆さんに感謝しています。
m(__)m
今日の日記は、小話で『伝言』です。
隣近所の男連中が集まって碁を始めた。
見物人の中に一人、日頃から何かと口をはさむ男がいた。
その男の名は彦左と言った。
他人の打つ碁を、そばから見ていて黙っていられず『ここをきれ』とか『あそこを押さえるんだ』と、いちいち指図する。
碁を打つ仲間も、うるさがり『はたでゴチャゴチャ言わないでくれ、気が散って仕方がない!!早く帰れよ』と追い出す。
『いかにも、俺も見れば目の毒じゃ』と、しぶしぶその場を離れ帰途につく。
半町ばかり歩いた頃、向こうから馴染みの碁の友達が2〜3人連れ立ってやって来る。
『これ、何処へ行く』と彦左が声をかけた。
『今から上の町の碁を見物に行くんじゃ』
『俺も今まで見物していたが、あんまりまだるっこいから帰ってきたところだ。』
彦左は、続いて『もしあそこへ行ったらすまんが伝言をつたえてくれないか?』と言った。
仲間の一人が『いいとも、何と言えばいいんだい』と言った。
彦左は、『どう見ても白が勝ちだと言ってくれ』と言った。
安永八年(1779)刊、新場老漁作『鯛の味噌津』の中の『碁』より。
追い返されても、なお伝言を頼まずには居られない性分がいじらしい。(^_^;)
以上です。
合掌。( ̄人 ̄)