世界一有名な朝ご飯

お陰様で、日記も1000回目になりました。「1000回記念の日記を楽しみにしています！」と言うコメントにプレッシャーを感じながら（苦笑）、テーマを考えてみました。
競馬のサイトですが、1000回を飾る競馬ネタがないし、好きな馬を語るのもべただし・・・と思い、やっぱり食べ物についてにしました。

食事って、海外遠征で楽しみでもあり、困るのことでもあります。何故、困るか？ヨーロッパって、雰囲気的に1人でレストランに中々入れないですね。カップル、友達、ファミリーで行くものですから・・・。でも下町のカフェ（定食屋さん）なら全くOKです。昔行ったロンドンの下町の定食屋さんが最も印象に残っています。
「世界一有名な朝ご飯」と言われているボロカフェの定食・バブル。まだロンドンになれていなくて、ホームシックにかかった時に食べたら、とっても元気になりました。毎日食べても飽きない味です。ロンドンのお袋の味と言って良いでしょう。そんな味を求めて、英国の一般の方も有名の人も、世界各国からこの朝ご飯を食べにやって来ます。まだTwitterやフェイスブックがない時代なので、この拡散はすごいことですよね。また女将さんのマリアさんが明るい！「Hello！」とお店に入ると、マリアさんが「あなたは日本人ね。こんにちは。ニーハオ（中国語）、アンニョンハセヨ（韓国語）」、こちらも負けずに「ボンジュール（フランス語）、オラ・コモエスタ（スペイン語）」と挨拶が盛り上がりました。
「ワン、バブル、ウイズ、ア、コーヒー、プリーズ！」とお願いをしたら、写真のプレートやって来ました。この定食は物価の高いロンドンで、とっても安くてありがたい。４ポンドくらいだったような気がします。コーヒーも１ポンドしませんでした。真ん中のマッシュポテトがバブルです。これが普通のマッシュポテトではないのです。グレイビーソース、ビネガー、ベーコンからの肉汁のバランスが絶妙なんですよ。さらにサニーサイドアップ（目玉焼き）の黄味を崩して混ぜたらまろやかさが入り、たまりません。いくらでも入ります。
残念ながらこのお店は、地域の再開発でなくなってしまいました。しかし、マリアさんがボロ市場に別な新しいお店を出していたのです。そんな思い出の味をかみしめに、このお店にもう一度行きたいと思っています。そして憧れのアスコット競馬場にも（笑）。そうです、いつの日か、エアシャカールやハーツクライの忘れ物を取りに行きたいです。あ、エイシンヒカリもだ（まだアップデートされていませんね）

追記
マリアさんの写真がありました。ご興味のある方はどうぞ。
http://boroughmarket.org.uk/traders/maria-s-market-cafe
ロンドンのおっかさんと言う感じですね。