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2017/12/07 21:15
世界一競馬に熱い男
本日は、朗報が飛び込んで来ました。上村元騎手が試験を合格して、来春には調教師になるそうです。楽しみです。
上村元騎手と言うと若い頃のサイレンススズカを思い出します。思い起こすと、良い事悪い事色々な出来事がありましたね。強くて荒削りのサイレンススズカをどう乗るか?上村騎手が苦悩していた姿を覚えています。
残念ながら神戸新聞杯で、マチカネフクキタルに差されてしまい、上村騎手は降板となりました。
その数年後に成貴さんの手記で、上村騎手が「馬の事を考えて、神戸新聞杯の最後は、がむしゃらに追わなかった。そうしたら差されてしまって・・・」とがっかりしたように言っていたと書いていました。このエピソードを聞いた時に、上村騎手は、騎手としてやさしすぎるんだよな。いつもそんな人柄出ていた騎乗でしたね。この話を聞いて、ふと思ったのは、この人は調教師の方が向いているかもしれないと思っていましたよ。そしてそんな彼を嫌いではありません。
橋口厩舎や池江パパ厩舎の馬にたくさん乗っていたので、騎乗を良く見ていましたし、応援もしていましたよ。その仲間の馬友さんがサインをもらいに行った時に「え、僕で良いんですか!?」と言う返事とサインを頂いたそうです(笑)。
さらに、私の記憶が確かならば、後藤元騎手が「あいつの情熱に比べたら、自分なんてまだまだ。あいつは世界一競馬に熱い男だよ」と上村元騎手を表して、コメントしたのを覚えています。
地味なんだけれど、熱い情熱と馬を大切にする上村調教師と上村厩舎は、楽しみです。本当は、サイレンススズカの子供に同期の彼が騎乗して、大きなレースを勝てたら良かったですね。「そんな夢物語より、大きな事をしようぜ!」と彼らは天国から見守ってくれることでしょう。
上村厩舎の開業を楽しみにしています。