ピンクの餃子

今年も３月１１日がやってくる。ホワイトデーで、バレンタインのお返しをどうしよう〜！と言うのとは違います（苦笑）。
2005年3月14日の宇都宮競馬場で行われた「平成16年度とちぎ大賞典」を最後に北関東から競馬が無くなった日なのです。北関東は、高崎、足利、宇都宮の３場も競馬場があり、ブライアンズロマン、タマルファイターなどの名馬もたくさんいたポテンシャルの高い場所でした。騎手のレベルも高かったですよ。しかし、この日で競馬場が無くなってしまいました。

「もし、自分の街から競馬場が無くなったら、自分ならどうするんだろうか？」といつも考えてしまう日です。

そんな時に宇都宮に行ったら写真の「ピンクの餃子」を見つけてしまった。何をするわけではないのですが、つい、勢いで買ってしまいました（笑）。宇都宮のピンクと言うと、内田利夫騎手を思い出しますね。

競馬場が無くなると、そこに携わっている方は、移籍をするか、廃業をするしかありません。日本国内で移籍がうまくいかないと廃業をして、違う職種に就くしかありません。しかし、彼は移籍はできなかったのですが、騎手をあきらめませんでした。国内の短期限定騎乗とか、マカオや韓国へ主戦場を移して、騎乗をしました。マカオでは、ゼロからスタートした時に、騎乗馬がなくて、大変だったようです。期待をされていない馬で、やっとこさ、ひとつ勝ったらたくさんの騎乗依頼が来たそうです。その延長線上でマカオのG1レースを勝ち、韓国ではリーディングになり、破竹の快進撃でした。これらの功績が、やっと日本で認められて浦和に本拠地を持てることになりました。

海外の馬券では、ピンクさんにお世話になりました。現地にも応援に行きましたし、マレーシア旅行の時に競馬場へ行ったら、マカオの場外売りがありました。じゃあ応援でピンクさんの馬券を買って見るか！とベットしたら、何と単勝５０倍！でした。ピンクさん、ありがたや！でした。

遠征中のピンクさんのブログを読んだり、一時帰国でトークショウに行ったり、時々マカオの競馬場に行ったりと自分なりに応援をしてきました。さすらいのピンク、本当にすごいと思います。彼を見習って、どんな事があっても、自分も外国でタフに生きる精神力と楽しめる心のゆとりを持ちたいな！なんて思います。

もうそろそろ日本がピンクになる桜の咲く頃ですね。ピンクさんも怪我から復帰してくるかな？また南関で素晴らしい騎乗と流し目を見られる事を楽しみにしています。