Over the Rainbow

日曜日の金沢競馬の天候は、猫の目のように刻々と変化していました。

到着したら強風で歩くのもたいへん。すぐにスタンドへ入り、そこから観戦でした。軟弱だな、自分（笑）

スタンドから競馬場を見ていると、曇りから雨が降り始め、さらには白い粒の雪まじり。急に雨がやんで、太陽が差したり、また雨が降ったんだけれど、競馬場の向こう側の雲が無くなり、きれいな山脈が見えたりと、何かのショーを見ている感じでした。

もうすぐ桜花賞が発走と言うときに、競馬場の向こう正面にきれいな虹が見えました。何か得した感じでしたね。

そんな時に、ふと昔の金沢出身の友達の事を思い出しました。ステイゴールドの最後の勇姿を焼き付けるために、日本最終戦のジャパンカップに駆け付けた若者でした。

ステイが４着に負けてがっかりしていましたが、自分的最終レースを見られて良かったようでした。
友達「自分が初めてこんなに応援して、その馬の最後だとしみじみしますね。彼がいなくなったら、どないしようと思います。『人間はどこから来てどこへ行くんだろうか？』の哲学の問題くらい悩みそうです。」
怪人「簡単だ。『人間はな、東京競馬場から香港へ行くんだよ。ステイゴールドを応援しに！』」
オフ会にいた一同大爆笑でした。
友達「怪人さん、そうやって僕をはめようとしているんでしょう（笑）！？」
怪人「私がどうこうじゃなくて、答えはレースの後に、君の心の中にでるからね。」
友達「また格好つけて、何を言っているんですか！。僕は、行きませんからね。」

帰国後の香港のお土産を持って遊びに行ったら、その彼は、ステイゴールドを応援に香港に行けなかったのが、大変後悔したとのことでした。予想通りだねぇ（苦笑）。

やはり、競馬って、それぞれのレースが、一期一会ですよね。同じ場所で、好きな馬や騎手と一緒に同じ風を感じることは、私は良い事だと思っています。最近は、好きな馬や自分の馬の全部の応援には行けなくなりましたが、できる限り同じ風を感じるように楽しんで行きたいなと、虹を見て思いました。

そんなんで、競馬場全場制覇をしましたが、ゴールではなさそうです。そして旅は、まだまだ続きそうです。でも、スローペースかな（笑）

これで金沢競馬場編は終わりです。

あ、福島競馬場編を全くアップしていない。やばい（汗）