グラスワンダー

遅まきながら、グリーンチャンネルで、グラスワンダーの特集があるそうですね。

http://www.gch.jrao.ne.jp/program_horse_special/special_takeyama_ogata_grasswonder.html

カンニング竹山さんと尾形先生がグラワンダーを訪ねる的な番組です。

この番組を受けてだと思うのですが、良く見ている獣医さんのTwitterで一言
「98年毎日王冠、二ノ宮先生が一番好きだとおっしゃっていたレースです」
とのこと。

この毎日王冠は本当にすごいレースでしたね。
馬券が当たるとか、そんなことは、どうでも良いくらいでした。
とうとうエルコンドルパサーとグラスワンダーが、
３歳○外頂上の２頭が初対決でした。
そこにスターホースのサイレンススズカが参戦です。
その後、この３頭は顔を合わせることが無かったですね。

そして、自分的にこのレースに勝るレースは、見たことがないです。

勝ち馬のサイレンススズカは、残念ながら次の天皇賞でお星様になりました。
無事ならアメリカ遠征でしたね。
サンデーサイレンスの最高傑作の１頭が
アメリカに凱旋帰国するのは楽しみにしていたのですが・・・。

２着のエルコンドルパサーは、３歳で初めてJCを勝ち、
日本馬として初めて欧州の２４００ｍのG1を勝ちました。
まだエルコンしか、日本馬で欧州クラシックディスタンス
のG1を勝っていません。そして凱旋門賞の２着。
種馬になって中々重賞を勝てなくてヴァーミリアンが初の重賞勝ち。
そして最後の世代でソングオブウインドが、初G1でクラシック勝ち。
産駒最後の重賞勝ちは、トウカイトリックでしたね。
母父ながら孫の世代でマリアライトが勝って、至福な時でした。

今回の主役グラスワンダーも有馬、宝塚、有馬を勝ちましたね。
スペシャルウイークとの有馬記念は、長い写真判定でした。
的場さんは首をひねりながら２着の場所に馬を入れて、
武豊騎手は、ウイニングランでしたが、
長い写真判定の結果、着順掲示板は、グラスワンダーでした。
その時の豊さんの「え・・・」と言う顔は今でも忘れられません。
こちらも産駒に恵まれませんでしたが、
スクリーンヒーローがジャパンカップを勝ちました。
それからのモーリス、ゴールドアクターです。
細いながらサイヤーラインが３代繋がっていることは、すごいことです。
そんな流れで、モーリスの引退式でモレイラ騎手が言った
「僕の心の中には、ずっとモーリスがいるんだ」の
お言葉には泣けました。

そしてモーリスの引退式で、今書いたことが走馬燈のように記憶から出てきて、自分の心の中にもサイレンススズカ、エルコンドルパサー、グラスワンダーそして彼らの一族が心の中にいることが、良くわかりましたよ。そしてこのレースが原点の一つであることもわかりました。

１９８８年のあの毎日王冠を知る生き証人グラスワンダーには、本当に長生きをしてもらいたいと思いました。

駄文ですみません。