朋あり遠方より来る、また楽しからずや

かつて、自分の天馬に会いにある牧場に行きました。憧れの馬に会い、至福の時間でした。そして、牧場の方が、「こいつも、見ってってやぁ」と隣の放牧地に案内してくれました。すごく人に癒し系の馬で、とっても人にやさしく、昔から知ったいたような、そんな雰囲気を持っているラブリーな馬でした。すぐにファンになっちゃうくらい、素敵な馬でした。残念ながら、種牡馬としての成績がいまいちなので、これからどうなるか・・・とのことでした。競馬の厳しい一面ですね。牧場で遊んでもらったお礼に「ロミタス、生き延びるんだぞ！もしお前の子供や子孫が、東京競馬場に来たら、全員を敵にまわしても、俺が応援してやるぞ！」と馬の耳に念仏を唱えました（苦笑）。
毎年チェックしていたのですが、数年後、その牧場のスタリオンブックから、彼の名前が消えていた・・・。競馬は厳しいなあ、と思いました。

それから数年後、願いは通じたのか？何と！彼の子が東京競馬場にやってきました。まず、そんな偶然があるのだろうかの第１弾です。その日のメインと同じ距離の前座レースで、彼の子に乗る騎手が、自分の一口の馬に騎乗でした。試走のお手伝いができたんだなんて、こんな偶然があるのだろうかの第２弾です（笑）。ちなみにうちの一口だった馬は、ハーツクライ産駒でした。結果的には、自分の一口馬も、彼の子も負けてしまいましたが、遠い昔にした約束を果たした満足感がありました。ちなみに、その馬こそ、凱旋門賞馬、さらに後にキングジョージも勝ったデインドリームです。

ダメな烙印を押されても、生きていれば、繋がれば、良いことがあるかも知れないな・・・と言うことを教えてくれた馬です。

そんなんで、今回は特別なダービーです。その延長戦で、彼の孫のサリオスを応援します！（きっぱり）。馬券は目黒記念で、がんばります（笑）。東京競馬場に行って応援したかったです。これだけ気合が入っていると、ダービーが終わったら燃え尽きそうですね（苦笑）。