凱旋門賞、ちょっといい話。

スポーツ新聞のべた記事で読んだのですが、凱旋門賞を勝ったトルカータータッソのレネ・ピーヒュレク騎手は、フィリップ・ミナリク騎手の鞍を使って、勝ったそうです。きっとミナリク騎手の思いを込めて、騎乗したんでしょうね。かたい友情で、なんとなく泣けるエピソードです。ミナリク騎手は、日本にもファンが多い方ですね。

https://p.nikkansports.com/goku-uma/biglobe3/news/article.zpl?topic_id=1&id=202110040000495&mode=dubaiclassic&year=2021&month=10&day=4

ミナリク騎手が、落馬事故で意識不明になり、それから回復はしましたが、残念ながら馬上には戻れなかったようです。だから、本当に泣けます。

ミナリク騎手と言うと、親日家で、毎年、短期免許で、日本の騎乗を楽しみにして、日本のファンも楽しみにしていましたよね。

https://news.yahoo.co.jp/byline/satoshihiramatsu/20200325-00169546

かつてJCに参戦したイキートスに騎乗したダニエレ・ポルク騎手は、日本の競馬が好きで、また日本で乗りたいと思っていたそうです。人生は中々うまくいかないもので、ポルク騎手は、病気で志半ばで、この世を去りました。
ポルク騎手の意思を継いのが、ミナリク騎手です。彼の鞍を持って来日しての騎乗でした。彼の分まで、騎乗したのでしょうね。

騎手たちのこの友情の深さ、思いの深さに、頭が下がります。

これでトルカータータッソが、来日したら本当に不思議な縁を感じます。

現在は、大変な時代ですが、捨てたもんじゃないなと思います。この話を知っていたら、もうちょっと凱旋門賞の見方が変わったかも知れません。（あの〜、馬券じゃないですよ・(笑)）

ステイゴールドのキャッチフレーズが「愛さずにはいられない」でしたが、トルカータータッソも「応援せずにはいられない」ですね。日本に来なくても、無事に頑張ってほしいと思います。